本日10月２日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、この秋話題のサイコスリラー「アルカナ」の完成披露試写会が行われました。
本作で二役を見事に演じた主演の土屋太鳳、村上刑事役の中河内雅貴、そして三池イズムを受け継ぐ脅威の新人、山口義高監督が登壇しました。
そして、本作の撮影が行われた常総市から、ゆるキャラの＜千姫ちゃま＞が応援にかけつけ、会場を沸かせました。

《イベントレポート》
１９：２０。映画『アルカナ』主演の土屋太鳳、中河内雅貴、山口義高監督が登場。

まずは作品を見た感想をという質問に、土屋は「覚えていない」といきなりのサプライズ発言。あまりの緊張で初めてみた時の印象を全く覚えておらず、「もう１回きちんと見たいので今日、前売り券を買いました！」と無邪気に答える。

村上刑事役の中河内雅貴は「自分の出演作では、反省点ばかりを見つけてしまいます」と真面目な一面を垣間見せた。

三池崇監督の助監督を務め、今回が初監督作品となる山口監督には、三池監督からのメッセージが。
「燃え尽きるまで撮りつづけよ。これは未来の巨匠の第１作である。」と、山口監督の実力を裏付けるメッセージに山口監督も感激の一場面だった。

監督の印象について聞かれた土屋と中河内は、2人とも監督の演技の上手さに感心したと意外な印象を披露。一方、監督からは、2役を見事に演じきった土屋の撮影裏話を暴露！「2役の切り替えが本当に素晴らしく、どうやって切り替えているのかとずっと考えていたんですが、お菓子だと思いました。（笑）」撮影中には、「とてもお腹がすいてしまい、ついついお菓子を食べてしまった」というまだまだ若干二十の女性らしいあどけないエピソードを披露。

土屋と中河内にお互いの印象についての質問されたが、初対面の際、インフルエンザの病み上がりだった中河内を「クールな印象でした。」と言い、中河内や会場を爆笑させた。

本作は、自分とは別の分身が現れるというサイコスリラーだが、撮影中に一番怖かったのは、製作プロデューサーに「早くとれ、早くとれ」と耳元でささやかれたのが一番怖かった。」とジョークを飛ばし、会場を爆笑させた山口監督。演技だけでなく、笑いのセンスの巨匠ぶりも発揮した。

イベント後半には、本作の撮影が行われた常総市から、ゆるキャラの＜千姫ちゃま＞がサプライズ登場。
映画の大ヒット祈願に一役かい、会場を沸かせ、最後はキャスト＆監督にうまい棒の極太棒を授与。

そして本作の見所につき、
中河内「原作とは違う村上像をご覧ください。」
監督「自分を認めてもらえる相手に出会うことで、一歩前に踏み出せるというメッセージを込めました。」
と2人の男性に続き、最後は主演・土屋太鳳が「これはホラーではなく、日常に潜む悲劇だと思い演じました。」と主演らしい見事なコメントで本作を評した。

和やかな雰囲気の中、完成披露舞台挨拶が終了した。