トミー・リー・ジョーンズをはじめ、日米の豪華俳優人が登場!『終戦のエンペラー』来日記者会見
1945年、終戦直後の日本で、マッカーサー元帥が命じた極秘調査とは—。
日本の運命を決定づけた、知られざる物語を、ハリウッドが壮大なスケールで描いた、歴史サスペンス超大作『終戦のエンペラー』がこの度、トミー・リー・ジョーンズをはじめとする、日米の豪華俳優人が集結して来日記者会見を行いました。
会見では、主演のマシュー・フォックスさんが、「日本に来る事ができて、そして映画のキャストと再会する事ができて嬉しい」西田敏行さんが「この映画に参加できて本当に幸せ」と語るなど、作品への熱い思いや、本作でのキャスト間の絆を感じさせるような会見となりました。
また記者会見後には、昭和天皇とマッカーサーが実際に対談した、アメリカ大使館の部屋に場所を移してフォトセッションが行われました。
【来日記者会見概要】
日時:2013年7月18日(木) 10:00〜
会場:ホテルオークラ東京
登壇者:
マシュー・フォックス
トミー・リー・ジョーンズ
初音映莉子
西田敏行
桃井かおり
ピーター・ウェーバー監督
MC:八雲ふみね
【フォトセッション概要】
日時:2013年7月18日(木) 11:00〜
会場:アメリカ大使館別館 大使公邸
【来日記者会見内容】
【登壇者挨拶】
マシュー・フォックスさん:
こうして日本に来る事ができて、再び映画のキャスト、スタッフと再会できた事を
大変嬉しく思っています。実は完成してからまだ映画を見ていないので、今夜のジャパンプレミアで皆さんと一緒に初めて見られるのを楽しみにしています。
日本の皆様にも是非楽しんでいただきたいと思います。
トミー・リー・ジョーンズさん:
日本に来る事ができて、また、こうして素晴らしいデザイン、建築のホテルに泊まる事もできて嬉しいです。
私も今夜のジャパンプレミアを楽しみにしています。
皆さんに見ていただけるのもとても楽しみです。
初音映莉子さん:
今日ここに来る時、車の中から東京の町並みを眺めていて、日本を愛したボナー・フェラーズさんが今の東京を見たらどう思うのだろうと思いました。
フェラーズさんを愛するアヤ役を演じられて本当に幸せでした。
西田敏行さん:
この映画に参加できて本当に幸せです。
撮影中もずっと充実した思いで過ごす事ができました。
台詞を全て英語で演じなくてはいけなくて、雑談する余裕もありませんでした。
ですが、ここにいる素晴らしい皆さんと一緒に演技できる喜びが、そんな苦しみを凌駕しました。
私は個人的にこの作品を素晴らしいと思っています。
「当時アメリカは日本をどう思っていたのか?」
そんな事を感じてもらえたらと思っています。
桃井かおりさん:
私はここに座っているほどの役ではないのですが、どうしても私はこの映画に参加したくて参加しました。
西田さんが英語の台詞を話す時に、私が話しかけたりして、「邪魔しないで」なんて言われていました。
監督は『真珠の耳飾りの少女』のピーター・ウェーバー監督、撮影は『ピアノ・レッスン』のスチュアート・ドライバーグさんといった方々で、現場を見るだけでも素敵でした。映画を是非見ていただけたら嬉しいです。
ピーター・ウェーバー監督:
昭和天皇とマッカーサーの世紀の会見があった場所から、ほんの少ししか離れていない場所で、こうして皆様と一緒に集まれた事を大変嬉しく思っています。
【質疑応答】
質問:
この作品で一番魅力を感じた部分はどこですか?
(マシューさん、トミーさん、西田さんへの質問)
マシュー・フォックスさん:
最初に脚本を読んでとても感動しました。なかなかこんな脚本には出会えないのですが。
中でも、お互いに国や文化を超えて惹かれ合いながらも、戦争によって引き裂かれなくてはいけなかったフェラーズとアヤとの恋物語が最も感動した部分でした。
実際にフェラーズが行った調査についてはこの作品に出会うまでは知りませんでした。
仕事をしながら歴史についても学ぶ事が出来てとても素晴らしい経験でした。
トミー・リー・ジョーンズさん:
最初脚本を読んだ時は、私はマッカーサーには全く似ていないからやらない方がいいかなと思いましたが、少し時間がたって考えた時にコーンパイプを加えて、帽子をかぶったら誰でもマッカーサーに見えるかもと思うようになりました。
終戦直後の日本を復興させようとしたマッカーサーやフェラーズの努力に感動して、
この映画に出たいと思いました。
西田敏行さん:
脚本を読んで、外国の方が書いたにも関わらず、なんでこんなに日本人の心をわしづかみにするのかと思いました。
マッカーサーが厚木に降りるまでの機内での会話から感じ取れる、マッカーサーや、フェラーズの心のうちがとっても愛おしく思いました。
その場面では、これから日本に降り立つ彼らの心理が繊細に描かれていました。
それから天皇陛下と謁見するシーンでのトミーさんの素晴らしい演技にも感動いたしました。
質問:
マシューさんと初音さんは今回恋人役でしたが、お互いの印象を教えてください。
マシュー・フォックスさん:
この物語を伝える為にはまずアヤ役の初音さんと信頼関係を築かなくてはいけないと思いました。
監督からも勧められて、一緒に映画を見たり、食事をしたりして信頼関係を一緒に築き上げていきました。
彼女との共演は本当に楽しかったです。
初音映莉子さん:
マシューさんと初めてお会いしたのは、本読みの少し前で、
自分でサンドウィッチを作ったほおばった瞬間にマシューさんが入ってきたんです。
初めて見られた顔がそんな顔だったので、その後もお互いに打ち解けて信頼し合っていました。
その信頼関係はスクリーンにも出ていると思います。
西田敏行さん:
私も桃井さんと夫婦役ですけど、よく二人で飲み明かしてます。