孤独な運命の中、限られた時間を歌と一緒に生きた16才の少女の物語『タイヨウのうた』。
主演は、福岡からアコースティック・ギター1本で上京。あぐらをかいて歌う姿、強さと優さをはらんだ歌詞は同世代から圧倒的な支持を集め、ドラマ「不機嫌なジーン」主題歌に起用されるなど、一躍注目されるアーティストYUIと数多くの映画&TVドラマに出演し、『木更津キャッツアイ』ではコミカルな演技で、一躍人気を博した塚本高史。
主人公・薫の持つピュアな“儚さと強さ”を、YUIが演技初体験とは思えぬリアルさで早くも話題に。
このたび、YUI for 雨音薫ライブ付き全国試写会ツアーを開催、この日の東京を皮切りに、名古屋、大阪、福岡、横浜、札幌とイベントを開催することになった。
舞台挨拶では、主人公・雨音を演じたYUI、相手役の孝治を演じた塚本高史、弱冠25歳の新鋭、小泉徳宏監督が登壇、コメントを語った。また、応援にドラマ「1リットルの涙」の主題歌を担当したソウル出身のアートスト・Kが駆けつた。

−−−初めての演技は?
YUI「緊張したりとかプレッシャーとかあったのですが、映画の中で雨音薫という人物を演じていければと考えてました。現場は、よても楽しくて。私も監督も一杯一杯で、現場で監督はメガネを掛けていてモニタを見つめているのですが、モニタを見つめる監督のメガネが曇るのですが、それを見て一緒に笑っていました。」
−−−演じてみての感想は?
塚本「高校生がちょっと無理かなぁと思っていましたが、実際にはピュアさが出せてよかったと思います。夜の撮影があって、寒さと眠さがあって大変でした。監督が意外にも若くって、いつもほかの作品では、衣装合わせなどでは、年配の方がいて、監督は椅子に座って指示を出すような雰囲気なのですが、この作品では、最初、誰か分からなかったので、第一印象は、年が近い分、一緒になっていい感じでした。」
−−−主題歌も担当されたYUIさんは、この曲について
YUI「映画のことを思って考えて作った曲で、映画に捧げたい気持で作ったので、最後にこの曲を聴いて思いを受け止めて欲しいと思います」
−−−見所は?
小泉監督「珍しく、塚本さんが好青年を演じていますので、見所の1つです。また、音楽にはこだわっていますので、YUIさんの曲も含めて大音量で音楽を楽しんで欲しいです。」
(YAS)