世界中で大絶賛となった「カミュなんて知らない」がついに、待望の日本公開となった!
監督は「さらば愛しき大地」「火まつり」などで高い評価を得る鬼才、柳町光男。キャストは柏原収史、吉川ひなの、前田愛、中泉英雄、黒木メイサ、玉山鉄二等、若手実力派・個性派俳優が勢揃いの作品だ。

2005年カンヌ国際映画祭監督週間出品され、満場の観客から4分間のスタンディングオベーションを浴びた「カミュなんて知らない」。その後、第43回ニューヨーク映画祭 第18回東京国際映画祭・日本映画ある視点部門にも出品。世界中で独特な「柳町ワールド」が高く評価され、既にアメリカ、ヨーロッパ等、世界7代都市で公開が決定している。

1/14日本での公開を記念して、渋谷ユーロスペースで舞台挨拶が行われた。
激しい雨が降り寒い日となったが、会場には大勢のファンが集まり、立ち見席もいっぱいになる程の大盛況。
この作品の公開を、首を長くして待ちわびていた人が大勢いる事を感じる、熱気のある会場だった。
そんな中登場したのが、柏原収史、吉川ひなの、前田愛、中泉英雄、そして柳町光男監督。

柏原は「こんな雨の中来てくれてありがとう。しかも有頂天ホテルに行かず、カミュに来てくれて…嬉しいです」とユーモアを交えて挨拶すると吉川が「雨だからこそ、映画館が最高なんですよね!ようやく公開されて、しかも新しい素敵な映画館での公開で嬉しい」
前田は「沢山の人に見て欲しい。皆さんお友達に広めてくださいね。」
中泉は「ゆっくり見てください。満喫して欲しい」とそれぞれ心境を語った。
柳町監督は「完成から1年以上たったが、決してお蔵入りしそうになったのではないです!」と言うと会場は大笑い。「製作から3年越しの作品。公開となって本当に嬉しい。僕と30歳以上離れている役者陣との仕事なので、最初はズレやトラブル等心配したが、上手くいきました。これは、役者に力があるから。高齢者と若者の素晴らしいコラボレーションです!」と笑顔でコメント。

また柏原は今回映画監督を目指す大学生役だったが「柳町監督は独特すぎて参考にはならなかった(笑)」
イザベル・アジャーニに憧れると「ゆかり」を演じた吉川は「アデルの恋」を見て勉強しました。情熱的な役なので、すごいセリフを沢山言ってますから、お楽しみに」と作品をアピールした。

 (桜井裕子)

☆2006年1月14日より渋谷ユーロスペース他にて公開
☆作品紹介 『カミュなんて知らない 』