10月6日、渋谷ロックウェストにて『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』プレミアが行われた。

愛する男を救う為に人類滅亡をかけ闘うヒロイン”コンチャ”を演じるのはヴァネッサ・パラディ。14歳で「夢見るジョー」で歌手でビュー。同アルバムは135万枚の セールスを記録。その後、セルジュ・ゲンズブールやレニー・クラヴィッツとのコラ ボレーションによるアルバムも大ヒットし、歌手としての地位を不動のものにした。その後映画やライヴで活躍。俳優ジョニーデップと結婚、出産により活動を一時休止していた。5年振りの映画復帰作となるのが、この『エイリアンVSヴァネッサパラディ』である。

舞台は歌手を目指す娘、コンチャの住む小さな町。
脱獄までして彼女に会いに来る男、コンチャを歌手にするといって彼女を狙う怪しげなプロデューサー、何とか娘を歌手にしたいと極悪非道な手も使う父親。彼らがコンチャを巡って一悶着!!エイリアンの目的は何か?ヴァネッサの運命やいかに!

10月6日、渋谷ロックウェストにて『エイリアンVSヴァネッサ・パラディ』日本公演を記念して、渋谷にてイベント試写会が行われた。トークゲストととして県議会議員として活躍する傍ら、UFO研究家としてHPを中心に研究成果を発表しているグレート・サスケ。そして、芸能人の中で一番SFの本を読んでいると自負する斉木はじめが登場。UFO研究歴は20年にも及ぶというグレート・サスケはUFOを2回見たことがあるとのこと。初めて見たのは18歳の時で、科学では証明されていないものの存在を知り、「考えてもしかたのないこともあると、人生が楽になった」と、UFOの目撃は人生観を大きく変える出来事であったそうだ。斉木は宇宙人については否定的な意見だったが、「(グレート・サスケが)見ちゃったならしょうがない。(笑)我々も宇宙人であるし、いないわけはない」とあっさりと肯定派に。また、会場にはエイリアンの地球襲撃を迎え撃つべき地球防衛軍として、グラビアアイドル福島可奈が迷彩服で登場。福島は、今年の3月までの自衛隊にいて、銃の扱いが得意とのこと。「300m先の目標物も撃てます」と4年間訓練をしただけあり、見かけの可愛らしさから想像できないが、かなりの腕前の様子。

映画について斉木「変な映画だが、妙にリアリティがある。エイリアンものだが、フランス映画ならではというストーリーで、日本人には合うのではないかと思います。まさにB級映画という感じで、お気楽に見て楽しめる作品です」と話した。

監督のディディエ・ポワロー、テェリー・ポワロ兄弟はリーボック、フォルクスワーゲンなどのCMを手がけ、ここ10年のフランスミュージック・ビデオ界屈指の人気作家として活躍している。今作品に登場するエイリアンは1930年代〜50年代頃描かれていた古典的なルックスであり、過去のSF映画を彷彿とさせる場面もいくつか登場している。本国では興行収入第5位の大ヒットと記録しており、SFファンも、そうでない人も、今までのSFものとはひと味ふた味も違うフランス版エイリアン映画の世界を体験できるはず!?
(t.suzuki)

☆10月8日よりシネマ・サンシャイン他、全国順次ロードショー