映画『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』完成披露試写会イベントレポート(竹内結子、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督 登壇)
この度、第26回山本周五郎賞を受賞した、ミステリーの常識を覆す、小野不由美の傑作小説『残穢』(ざんえ)(新潮社刊)が、主演に竹内結子、共演に橋本愛という、それぞれ世代を代表するトップ女優を迎え、1月30日(土)に全国公開致します。
映画タイトルは『残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋‐』。
本作は、事件や事故に起因する「土地」に根付いた<穢れ(けがれ)>の正体を解明していく物語。
本作の完成披露試写会を1 月14 日(木)に実施いたしました。
当日は、竹内結子さん、橋本愛さんに加え、ともに穢れを解明していく佐々木蔵之介さん、坂口健太郎さん、竹内さんの夫を演じる滝藤賢一さん、中村義洋監督が登壇。
本作で個性的な役柄を演じた男性キャスト陣は今回初登壇で、撮影時のエピソードを語っていただきました。
そして、フォトセッションでは2016 年のご多幸を祈り“塩入りバズーカ砲”で会場全体を清めました!
『残穢【ざんえ】‐住んではいけない部屋‐』完成披露試写会 詳細
◆日時:1月14日(木)
◆場所:丸の内ピカデリー1 (千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン)
◆登壇者:竹内結子さん、橋本愛さん、佐々木蔵之介さん、坂口健太郎さん、滝藤賢一さん、中村義洋監督
1月14日、完成披露試写会にて、豪華キャスト陣が勢揃いし、上映前に舞台挨拶を行いました。
怪談雑誌『閻』(えん)に、読者の体験談をもとに怪談話を連載中の小説家の「私」役を演じた竹内結子さん、
部屋で奇妙な「音」を聞いてしまう、『閻』の読者でミステリー研究会の部長をつとめる女子大学生「久保さん」役を
演じた橋本愛さん、「私」と「久保さん」の「奇妙な音」の謎の調査に参加する、作家の平岡芳明役を演じた
佐々木蔵之介さん、平岡に続いて調査に参加する北九州の心霊エピソードに詳しい心霊マニア・三澤徹夫役を演じた
坂口健太郎さん、「私」の夫で心霊現象否定論者のミステリー作家・直人役を演じた滝藤賢一さん、そして
中村義洋監督が登場すると、客席から盛大な拍手と歓声で迎えられました。
キャスト陣と中村監督は、「怖い」を強調しながら、本作について和気あいあいとクロストークし、
つい先日、橋本さんが20歳の誕生日を迎えたばかりという話題になると、
それぞれが20歳のころの自分に思いを馳せ、なぜか皆ほろ苦いエピソードを披露する場面もありました。
また2016年が始まったばかりということで、本作にちなみ<穢れ>のない清らかな年になるように祈りを込めて、
本作をご覧になる方に<穢れ>が残らないように祈って、キャスト陣・監督がお浄め塩入バズーカー砲で、
会場全体を清めることに。「3、2、1 発射—!!」の号令で、キャスト陣・監督が一斉に発射ボタンを押すと、
塩入ポチ袋が飛び出す仕掛けで、まさに<穢れ>が吹き飛ぶほどの大盛り上がりとなりました。
<舞台挨拶内容>
MC:まずはお一人ずつご挨拶をいただきます。
中村監督:こどものころ、肝試しコースやお化け屋敷の演出をするのが大好きだったので、初めて
今回は余計なことを考えず、楽しんでつくれました。観終わったあと、監督いじわるだなと
嫌いになってもらえたら嬉しいです。
竹内:キャストそろって挨拶ということで、いよいよ公開が迫ってきたなという感じです。
今までネガティブキャンペーンばかりしていたので、ポジティブに切り替えていきたいと思います。
橋本:今日はぜひ十分に怖がっていただけたら幸いです。
佐々木:怖い映画を安心してみようと思っているでしょ?せいぜい楽しんで帰ってください(笑)
坂口:後に引くじっとり怖い作品は初めてでした。監督の性格の悪さが凝縮されています(笑)
ぜひ怖がっていってください。
滝藤:今年もよろしくお願いいたします。楽しんでいってください!
MC:まず、竹内さんにお伺いします。小説家の「私」という役は、心霊現象否定論者として、淡々と調査を進めていく役所ですが、
役とは対象的に、竹内さんご本人は、この映画の試写も最後まで見られなかったと伺いましたが・・・
竹内:一度目は怖くてずっと目をつぶっていたのですが、二度目はちゃんと観ました!
監督に「時計仕掛けのオレンジ」みたいに目をつぶることができない状態にして見させるぞ!と言われまして(笑)
本当に尾を引く作品。ポジティブキャンペーンに皆さんぜひ協力してください。
MC:橋本さんにお伺いします。竹内さんと対称的に、心霊的なものは全然大丈夫と伺いました。この作品に携わって、
役作りで、苦労された点や、気を付けた点はどんなところでしたでしょうか?
橋本:心霊的なものはフィクションの場合は大丈夫です!撮影ではリアクションの幅や間の取り方など、
監督の指示がわかりやすく、びっくりマーク5つの反応でと言われ、演技したあと2つ足して!など、
面白かったです。
MC:それでは、監督にお伺いいたします。竹内さん、橋本さんの美女2人を演出されたご感想は?
特に、佐々木さん、滝藤さん、坂口さんの役は、癖のある役でしたが、キャスティングのポイントはどんなところでしたでしょうか?
中村監督:怖い作品を撮っていることを忘れますよ(笑)こんな美女2人が普通に道を歩いていたりしないですからね!
男性陣3人は登場シーンがそれぞれ面白いんですよ。どう出てくるかお楽しみに!
MC:佐々木さんにお伺いします。平岡、という作家は、キャラクターの濃い役柄として印象深く登場しますが、
役作りで気を付けた点はどういったところでしょうか?
佐々木:怖いことを面白がろうと、ウザいキャラ演じようと思いました。
MC:坂口さんにお伺いします。心霊マニア、という独特の役でしたが、
監督からは、どんな役作りのヒントを頂いたのでしょうか?そう解釈して演じられましたか?
坂口:僕自身、お化けに前のめり少年だったので、実際、幽霊が出てくれたら儲けものという感じでやっていました(笑)
MC:滝藤さんにお伺いします。竹内さんと初の夫婦役を果たされて、ご感想はいかがでしょうか?
滝藤:3回目の共演で、ようやく僕もここまで来ましたよ。夫婦役、光栄です。
竹内:現場で、お互い距離が近くなりましたねーと話したりしてましたね。
MC:2016年も始まったばかりですが、2016年に挑戦してみたいこと、2016年こそは、
克服してみたいことがありましたら教えてください。
竹内:怖い映画をちゃんと楽しんで観られるようになりたいです!
橋本:バレエを習いたいです!
佐々木:目先のことをちゃんとやろうと思って、今日家を出るときに
大掃除をしてきました。去年してなかったんで(笑)
坂口:スカイダイビングですね。空を飛びたいです!
滝藤:今まで病的な役ばかりだったので、今年は肉体派俳優を目指します。去年から鍛えてます!(笑)
ケイン・コスギさんと共演したいです。
中村監督:毎年、ダイエットですよ(笑)。今年は本当にやります!
MC:さて今週11日は成人の日でした。橋本愛さんも12日に20歳の誕生日を迎えられたとのことで、
新成人になられたお気持ちをお聞かせくださいますか。
橋本:あんまり変わんないです(笑)でもお酒が飲めるようになりたいですね。
MC:本作は<主人公たちが過去の出来事を遡る>ということから、本日はキャスト皆様にご自身を遡っていただきたく思います。
竹内さん、佐々木さん、坂口さん、滝藤さん、みなさんそれぞれの20歳の思い出をお聞かせいただけますか。
竹内:三軒茶屋の駅前で自転車を買って、近くのレンタルビデオ屋さんに停めて5分ぐらいで戻ってきたら、
なかったんです!それ以来、自転車を買うのをやめました(笑)。二十歳の思い出はそれです。
佐々木:もう一度大学を受けようと思って勉強してて、成人式に行けなかったんですよ。なので、当日
近所の公園の木に向かって、なぜかローリングソバットの練習をしてました(笑)
坂口:僕も仕事で成人式に行けなくて、当日スタッフに「なんでここにいるの?」と言われてました(笑)
滝藤:俳優の道に進んだのが二十歳でした。無名塾に入って、そこが恋愛禁止だったので、
当時つきあっていた彼女と別れ話してたことを今思い出しました・・・(笑)
中村監督:今より25キロぐらい痩せてました(笑)
<お浄め塩入バズーカー砲発射!>
MC:ありがとうございます〜!竹内さん、橋本さん、お塩のバズーカ砲を打ってみて、いかがでしたか?
竹内:適度な重さで、簡単に押すだけで出るので、気持ちよかったです!
橋本:はい、気持ちよかったです!
MC:最後に、主演の竹内さんから、これから映画をご覧になる観客の皆さんに、
この映画を観てどんなことを感じとってもらいたいか、一言ずついただけますでしょうか。
竹内:怖い映画が苦手な方、そうでない方がいらっしゃると思いますが、
そうでない方、観終わって大丈夫だったと油断しないでください!(笑)
苦手な方はドキュメンタリーだと思って観てください。家まで憑いてきます!
上映終了後に全員に塩入ポチ袋が配られますので、絶対に持って帰ってくださいね。
ゆで卵につけてもおいしいですから!(笑)
以上