夏の庭—The Friends」「岸辺の旅」の湯本香樹実によるロングセラー小説を映画化した『ポプラの秋』が9月19日(土)よりシネスイッチ銀座他にて全国ロードショーとなります。公開に先駆け、本作が映画初主演となる本田望結と音楽監督の清塚信也、大森研一監督を迎えた舞台挨拶が行われました。

■場所:有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン11F)
■日時:9月8日(火) 18:30〜
■登壇者:本田望結、清塚信也、大森研一監督

本作は、大好きだった父を失い、傷ついた心を抱えてポプラ荘に引っ越してきた少女・千秋が天国に手紙を届けることができるという大家のおばあさんに出会い、次第に心癒されていく姿を描いた感動作。主人公の少女・千秋をドラマ「家政婦のミタ」でブレークし、フィギュアスケートの才能でも注目を集める本田望結が演じ、ポプラ荘の大家のおばあさんには映画出演100作以上のベテラン中村玉緒が競演を果たしている。

6月に行われた上海国際映画祭、そしてモントリオール世界映画祭に正式招待された本作。記念すべき初主演映画にして初海外映画祭となった上海国際映画祭では現地で舞台挨拶に立った本田は「ドキドキしました。その場でスピーチもさせてもらえて、嬉しかったです」と振り返り、監督に諭されて、舞台挨拶で披露した中国語を披露。既に舞台挨拶から約3か月経過しているにも関わらず、観客からは「スゴイ!」という声が上がるほど、流暢な中国語の挨拶を披露した。

本田は飛騨高山での撮影について「撮影は楽しく、食事もおいしかった。飛騨牛カレーも食べることができたし、毎日温泉にも入れました」と充実した撮影現場だったことを明かした。

千秋の心をいやす存在となる天国に手紙を届けるポプラ荘の大家を演じた中村玉緒とは75歳差の競演。本作にちなみ、本日は残念ながら欠席となった中村玉緒から寄せられた手紙を本田が代読。亡き夫、勝新太郎さんへの想いが詰まった手紙に会場からは温かい拍手が送られた。手紙を代読した本田は中村玉緒との共演について「プレゼントをいただいたりして、とてもお世話になりました。玉緒さんも京都出身の方なので、京都弁で沢山話もできました。勝さんとの話も沢山聞きましたが、玉緒さんが勝さんの事を“パパ”と呼んでいた。玉緒さんとの共演は大切な時間だった。」と振り返った。
最後にこれから映画を観る観客に向けて本田は「この映画は手紙がテーマです。手紙を書く相手を思って書けるのが、手紙の良さなので、この映画を観て、手紙の大切さを知ってほしい。」と観客にメッセージを寄せた。
映画『ポプラの秋』は9月19日(土)より全国ロードショー。

<中村玉緒 手紙>
勝新太郎さま 『ポプラの秋』という映画で、天国に手紙を届けられるという大家さんを演じたため、玉緒さんだったら天国の勝さんにどんな手紙を書きますかとよく聞かれます。二人で船旅をゆっくりしたかったと思います。あと、ハリウッド映画に進出させてあげたかったと、今海外で活躍されている方たちを見るたびに思います。玉緒