80年代を一世風靡した「スペースインベーダー」や「パックマン」、「ギャラガ」など、日本生まれのゲームたち。そのゲームの魅力に惹かれ世界中の子供たちはこぞってゲームセンターに入りびたり、アーケードゲームは一つの交流の場となった。そんな時代にNASAは宇宙人との交流を願い、地球の“紹介映像”を宇宙に向けて発信。その中には当時流行していたゲームの映像が入っていた。だが、受け取った宇宙人は挑戦状と勘違い!ゲームキャラクターたちに扮して地球を侵略しにやってきてしまった!映画『ピクセル』は7月24日の全米公開を皮切りに全世界74カ国で公開され、世界興収は1億ドル突破!日本語吹き替え版には柳沢慎吾、渡辺直美の起用が発表され、主題歌には「前髪切りすぎた」で鮮烈デビューを飾った三戸なつめが大抜擢!また、新宿クリエイターズフェスタ2015では3mサイズの「パックマン」らを登場させて新宿ジャック敢行!全世界で大旋風を巻き起こしている『ピクセル』が、いよいよ9月12日(土)、日本侵略を開始いたします。

本日8月7日(金)に、映画『ピクセル』の日本公開を記念し、本編にも登場するゲームキャラクターの生みの親である3人にお集まりいただき座談会を実施いたしました。

登壇したのは、「スペースインベーダー」(1978)の生みの親 西門友宏さん、「パックマン」(1980)の生みの親 岩谷徹さん、「ギャラガ」(1981)の生みの親の横山茂さんの3人。映画『ピクセル』では各々のキャラクターたちが初共演を果たした。本作に関して横山さんは「ストレートに面白いと思いました。バッググラウンドを知っている私も、ゲームを知らない人たちも楽しめる」とコメント。岩谷さんは「前半は会話に味があって、話が進んでいくにつれてシーンの迫力が増していくのが面白いなと。ファミリーで楽しめる映画だと思いました」、西門さんは「最初、岩谷さんと食事した時にこの映画のことを少しお話しいただきましたが、あえて詳しくは聞きませんでした。観たら想像していたストーリーと違っていて、非常に面白かったです」と感想を述べた。

自分たちが生み出したゲームキャラクターたちが地球を襲ってくるという設定、シーンに関しては西門さんが「割と可愛く出ていたなと(笑) やっぱり恐ろしいとは少し違いますね」と答え、「可愛いはずのパックマンが悪役として描かれているんですが、宇宙人にコントロールとされている設定なのでそこは問題なく、本当に迫力があるな〜と思いました。マンハッタンの街をドリフトしていくところなんか、35年経って成長したな〜と(笑)」と会場を沸かす一幕も。横山さんは「ギャラガはキャラクターというより…まぁ“蛾”なんでね〜…(笑)でも、クライマックスのシーンなんかあんなに大きく描いて頂いて、感激いたしました」と心境を明かした。
岩谷さんが本編にカメオ出演したこと対し、2人に映画出演してみたいかと尋ねると横山さんが「映画の世界観壊しちゃうよ(笑)でも、オファーがあったら考えるかな!」とコメント。西門さんは「通行人でもいいから出てみたいですね(笑)」と話した。

最後に“「スペースインベーダー」と「パックマン」と「ギャラガ」の3キャラクターの中で、実際に戦ったらどれが一番強いのか”という質問に、西門さんは「スペースインベーダはとろいから…ギャラガだと思います」、横山さんは「パックマンだと思います」とコメント。岩谷さんが「3キャラクター戦わせたらダメだと思います(笑)」と答え座談会は幕を下ろした。

他、ゲーム誕生秘話を語り、プレイヤーのことを考えて、細部までこだわりぬいた日本の“おもてなし”の心から日本生まれのゲームキャラクターたちが世界中で今も尚、愛されて続けていると思うと3人は語った。
日本のゲームへのリスペクト精神にあふれた映画『ピクセル』は、9月12日(土)より3D&2Dで全国ロードショーとなる。