本作は、門脇麦演じる海空と、道端ジェシカ演じるKUMIがヨガを通して自らの居場所を見つけ、時にぶつかり合いながら成長していく姿を描いたハートウォーミングドラマ、劇場公開を前にダブル主演をつとめた門脇麦さん、道端ジェシカさん、村上淳さん、そして永田琴監督登壇の完成披露試写会を実施いたしまた。

会場には、出演者を一目見ようと多数の老若男女がつめかけました。
蝶模様の白いワンピースを着た門脇さんと、中央にリボンをあしらった赤のセクシーなワンピースを着た道端さんが舞台に現れれると、ため息のような歓声が沸き起こりました。

久しぶりに再開を果たした出演者と監督は、撮影時のエピソードを懐かしそうに語り、人生初のゲイ役を演じた村上淳さんが、役柄さながらのお姉ぇ発言!?を連発し、会場から時折笑いが沸き起こりました。

門脇さんも道端さんも終始笑顔で、本作にふさわしいココロもカラダも元気になれるイベントとなりました。

<イベント内容>

MC:
本作の主演を務められた門脇麦(かどわきむぎ)さん、
W主演の道端(みちばた)ジェシカさん、村上淳(むらかみじゅん)さん
そして永田琴(ながたこと)監督です。
それでは、まずお一人づつご挨拶を頂きたいと思います。
本作の主演の門脇麦さんからお願いします。

門脇さん:
こんにちは、門脇麦です。
今年の1月に撮影して、今こうやって公開されることが嬉しいです。
是非、楽しんでいってください。

道端さん:
こんばんは、道端ジェシカです。
初のお芝居でわからないこともたくさんありましたが、
3週間楽しく撮影をすることができました。
私自身、数ヶ月前に完成した映画を観たのですが、
素敵な作品になっています、是非楽しんでください。

村上さん:
ありがとうございます!村上淳です。
確かに撮影は1月でした・・・今、10月ですか・・・・・
こうして皆さんにご覧いただくことができて、
キャスト・スタッフ一同皆さまに感謝をしております。フフフ。

(なぜか会場から笑いが起こる)

村上さん:
本当に真面目に言っているんですよ!(笑)

永田監督:
監督をやらせていただきました永田琴です。
久々にみんなの(撮影現場の)ペースが戻ってきて嬉しいです。(笑)
本日はご来場いただき、ありがとうございます。
今日はいろいろな年齢層の方が来られていて、
(作品を)どんな風に思っていただけるかドキドキしますが、
ゆっくり観て行ってください。ありがとうございます!

MC:
まず監督に、ヨガをテーマに映画を撮ろうと思われた理由について伺いたいと思います。

永田監督:
私自身5年くらいヨガをやっているんですが、ヨガはスポーツという部分だけでなく、メンタルな部分で助けてくれるツールでもあると思うんです。
私は、自分がはまっているものを人に教えることが好きなんですが、職業が映画監督ですから、映画というツールでヨガを広めたいと思ったのがきっかけです。

MC:
そうなですね。
今日は、キャストの方々が揃っていますし、この中でヨガをされているのは道端さんですよね?

道端さん:
そうですね、でも麦ちゃんも!

門脇さん:
でも私は趣味程度でやっていたくらいで。(笑)
村上さんもやられてましたよね?

村上さん:
ううん。(否定の回答)昔ね・・・
ほら、道端さんはトレーナークラスでしょ!?
門脇麦さんといえば、バレエをされていて体の芯がしっかりしているし。
こんなヒゲの生えたおじさんが変なポーズさせられちゃって・・・
無理なポーズさせられて。
笑っちゃだめですよ、真剣にやってるんですから!(笑)

MC:
ヨガのボーズって難しいと思うんですけど、門脇さん大変じゃなかったですか?

門脇さん:
私がクラシックバレエをずっとやっていたので、特に難しかった部分はないんですが、自分にとって割りとヨガは近いものでした。

MC:
オープニングから津軽弁で話されていましたが、大変だったんじゃないですか?

門脇:さん
そうですね。すっかり忘れてしまっていて試写で観た時、自分が何を言っているかわからなかったですね。(笑)
1ヶ月位先生とマンツーマンで教えてもらったり、ひたすらCDを聴いたりしていましたね。

村上さん:
見事でしたよね!
あの素人みたいなことを聞いてもいいかな?
本当に(津軽弁は)話せないんだよね!?

MC:
道端さん、初出演で初主演、おめでとうございます!
やはり緊張はされましたか?

道端さん:
そうですね。未だにこのお話をいただけたことに驚いていますが、監督が背中を押してくれて。
以前からお芝居は挑戦してみたかったんですが、まさかダブル主演で大役をまかされてできるのかなって不安はあったんですけど、監督にずっと「できるから大丈夫!」と言われて、監督についていきました。

MC:
演技指導などで特に印象に残っていることや、演じるにあたって難しかったところはありますか?

道端さん:
何もわからない状態だったので難しく感じることもありましたが、意外と感情的なシーンは演じやすかったです。
逆に何気ないシーンを演じる方が大変でしたね。
普段、自分が使わない言葉使いであまり話さないような会話をするようなシーンを自然に演じるのが難しかったですね。

永田監督:
思った通りばっちりって感じでした。
それに可愛かったですね。

MC:
2人の画が本当可愛らしかったなと思うのですが、
意識して撮っているんですか?

永田監督:
そうですね。よく観てみてください!

村上さん:
ちなみに僕もゲイ役だったので、私たち3人ですよね。

永田監督:
そうそう、女子部。今日は女子部です!

MC:
村上さんは自身初のゲイ役ですよね!?

村上さん:
ずっと挑戦してみたかったなかなか機会がなくて。
今回演じましたが、こ〜れが難しいですねぇ!
元々持ってる僕の女子力で何とかなりましたけどね!(笑)

(会場から笑いが起こる)

門脇さん:
梅ちゃん、素敵でしたもんね。(道端さんも大きくうなずく)

村上さん:
それはだから僕の元々持ってる女子力!

(またもや会場爆笑)

門脇さん:
失礼しました!(笑)

(村上さんはフフフフと笑う)

永田監督:
いつもこんな感じで和ませてくれていました!

MC:
村上さんは誰かモデルにした方はいるんですか?

村上さん:
真面目な話をしますね。
2丁目とかに行ってヒアリングから入ろうかと思ったんですが、
監督のお知り合いでゲイの方がいたので、その方にじっくり1日お話を伺いました。
それでその方をベースに梅之助という役にはめていこうと思いましたね。
だからあまり気負わずにやらせていただきました。

永田監督:
「あまりやり過ぎないようにね」って話したんだよね。

村上さん:
それはまあ何度も言いますけど、僕の女子力ですから。(笑)

MC:
今回の現場は朝ヨガをやっていたと聞きましたが?

永田監督:
そうですね、ヨガの映画ということもありましたし、
スタッフも含めて半強制的な感じでしたね。
撮影現場ってすごく過酷ですしみんな大変になってくるので、
一番撮影に必要なのはヨガだと思っているんですよね。

村上さん:
『シャンティ デイズ』の仕事の直後に、永田監督に呼ばれたんですよね。
医療サスペンスの現場で1ヶ月半位の撮影だったんですが、
そこでも僕は(朝)ヨガをやっていましたね。
全然ヨガに関係ない作品なのに!
でも朝ヨガはみんなの心がひとつになるから良いよね。

道端さん:
本当にそう思います!
監督がおっしゃったみたいにヨガをしたことがない人に
「ヨガってこうゆうものなんだよ」って伝えるには実際にヨガを
体験してほしいという監督の気持ちはすごく良いことだと思いました。

MC:
門脇さんは今までにないような現場はいかがでしたか?

門脇さん:
(監督は)ハッピーでポジティブなオーラが溢れている方で、
琴さんが出す陽の気に現場が巻き込まれて突き進んでいった感じがしました。
気づいたら私も巻き込まれていて、感謝しています!

MC:
道端さんは今後もお芝居をしていきたいですか?

道端さん:
もちろんです!
以前から興味があったことですし、今回、すごく良い思い出になったので、
機会があればいろいろやってみたいですね。

MC:
村上さん、男性からみて本作の魅力はどこだと思いますか?

村上さん:
ヨガといえば女性みたいなイメージがありますが、
そんなことはないと思いますし、男性でも楽しめると思います。

MC:
最後になりますが、永田監督より一言お願いいたします。

永田監督:
人間って長所も短所もあって100%人はいないと思うんですよね。
そうゆう自分の嫌な部分も愛せるような映画に
仕上がっているといいなと思っています。
是非、楽しんでください。

MC:
ありがとうございました。もっと色々なお話を聞かせて頂きたいのですが、
残念ながらお時間となってしまいました。
以上で舞台挨拶を終了させていただきます。
盛大な拍手でお見送りください。ゲストの皆さまありがとうございました。