映画『スタンリーのお弁当箱』志茂田景樹、大人になりたくない宣言!子どもの心をつかむコツとは??
この度、インド映画『スタンリーのお弁当箱』が6月29日より公開された。本作は、映画大国インドでも珍しく子どもが主役の映画ということで、よいこ読み聞かせ活動を14年間続けている志茂田景樹さんをゲストに迎え、トークショーを行った。
●日時:6月29日(木) 14:25イベントスタート ●場所:シネスイッチ銀座
●登壇者:志茂田景樹(よいこ読み聞かせ隊隊長)
この映画の魅力について、「子どもたちの目が輝いている。どのように動かしているのか興味ありますね。演技をしている感じがしない。演技以上に自然に振る舞っているんです。それが、子どもたちの目に表れている。」と語った。そして、「子どもたちと離れていると感動から離れてしまうけど、この映画を観ると、いつの間にか笑って、いつの間にか泣いている。作り手が、“ここで笑って”と見せているわけでもないのに、自然に反応してしまいますね。」と続けた。
先日初来日を果たしたアモール・グプテ監督が「大人が子どもの目線に合わせるには、大人が目線を“上げ”なくてはいけない」と言っていたことに対し、とても納得した様子で「読み聞かせ活動で気付いたんですが、“ちゃんと聞きなさい”とか、“やってあげてる”という上から目線はよくない。子どもたちと一緒に楽しもうという気持ちが大切。子供たちから学ぶことはとても多いです。」と答えた。
さらに続けて、「私はピーターパン症候群なんです。大人になりたくないって思ってるんです。まあ、大人なんですけど(笑) 子供に、“一緒なんだよ”ということが伝わるかどうかが大切なんじゃないですかね。」と子どもの心をつかむコツを教えてくれた。
最後に、「いま、インド映画が熱いんです。なぜかというと、熱気がある、失敗を恐れない試みをしている、ハングリー精神がある。この3つが、日本人に似ているから、日本人の心に伝わってくるんです。」とインド映画の魅力を語り、トークショーと締めくくった。