映画『桜並木の満開の下に』三浦貴大さん公開記念トークイベント第二弾に出演!
映画監督・舩橋淳(ふなはし・あつし)の監督最新作『桜並木の満開の下に』の公開記念トークイベント第二弾としまして、出演されている三浦貴大(みうら・たかひろ)登壇のトークショーが行われました。
◉トークショー詳細:
出演中の舞台「二都物語」の公演が終了して、新宿の劇場に駆けつけて下さった三浦貴大さん。
まず、司会で本作のプロデューサーの市山尚三から「加害者として ある男性を殺してしまい、その妻である女性を愛してしまうという大変難しい役所だったと思いますが、最初シナリオを読んだとき どのように思われましたか?」と問われると、少し間をおいてから「…なかなか感情移入できませんでしたね。正直、演じるのが不安でした。いつも演じる役の感情を理解するようにしていましたから、今回はその意味でチャレンジでしたね」と返答。また「監督からも『なるべく追い込まれた感じを出してほしい。映画の中と同様に他の役者とも距離を置いてほしい』と言われていたので少し戸惑いました。主演の臼田あさ美さんとは別の作品でも共演したことがあり、もっとお話したかったのですが…監督の言う通り、挨拶されてもそっけなくしていたので失礼になってしまったのではないかと心配しています(笑)」と語った。
その臼田さんの印象について聞かれると「作品や役にたいして、とっても真摯に向き合っている方です。自分も『ああいう風にやらなくちゃな』とおもいました」と素直に話されました。
また、ロケ地となった茨城県日立市の思い出について聞かれると「(ライフセーバーでもある自分にとって)海がきれいで人も親切な 素晴らしい場所。撮影中は寒くて大変だったけど、他の現場と違ってボランティアの方がつくってくれた温かいご飯が本当にありがたくて忘れがたかったです」と地元の有志による作品への協力に、心から感謝を述べていた。
最後に「これから映画を観る方に一言」と尋ねられると「静かな映画だけど、人の感情がすごくにじみ出ているというか、葛藤が感じられておもしろいなと思いました。人間の心って本当に分からない というテーマを描いた映画だと思うけど、自分自身もあまりよく役柄の感情を理解していないまま演じていました。でも、この作品では分からないまま演じた部分も、画面の中ではきちんと感情が伝わってくるように思えて少し安心した」と安心した表情を見せていた。