映画『鍵泥棒のメソッド』トロント国際映画祭で会場は笑いの渦に!上映後は拍手喝さい!海外ならではの質問に驚きの撮影エピソードを告白!?
9月15日全国ロードショーとなる話題の映画『鍵泥棒のメソッド』が9月6日から行われるトロント国際映画祭のコンテンポラリー・ワールドシネマ部門に選出されました。「世界的な視野と注目すべきストーリー性を持つ作品」をセレクションする本部門。昨年、アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『別離』が出品された部門でもあります。
今回、トロント国際映画祭に出品されている作品の中でも、早い段階でチケットが完売。先日発表されたベネチア映画祭金獅子賞を受賞したキム・ギドクの『Pieta』や、チェン・カイコー監督作『Caught in the Web』を差し置いての完売スピードに、東アジア、南アジア担当のプログラマー、ジョバンナ・フルヴィ氏が「自分がセレクションした作品で最も早い売れ行きだった」というほどで、上映前から内田作品への期待は最高潮!!
そして本日、現地時間の11日(火)夜、満席の会場で上映がスタートすると、序盤から会場には笑いが巻き起こり、終始笑い声に包まれての期待を裏切らない上映になりました!!上映後の拍手も鳴り止まない中、内田けんじ監督が登壇。Q&Aでは、撮影エピソードについて聞かれると「キャストの演技が素晴らしく、演出しながら笑いをこらえることに必死だった」と明かし、「荒川良々が演じる工藤が小銭を掴んでパンチをするのはなぜか?」「クッキーの缶の中に入っているお金はいくらですか?」という海外ならではの変わった質問にも「クッキーの缶には2000万円入っていました。本物のお金なんですよ!」と答え、驚きのエピソードを披露。紛失したら困るので、撮影が終わったらすぐにプロデューサーが持って帰ったという裏話しには、会場内でさらに笑いが起き、上映後の舞台挨拶も大盛況。
最後に、「観客から次の作品を早くみたいです。構想はありますか?」と聞かれると、「頭の中には構想があるのですが、この作品がヒットしないと次の作品がつくれないので応援して下さい」と語り、次回作への意欲をのぞかせるとともに、本作の大ヒットを祈願して会場を沸かせました。
Q&A終了後も、観客からは「最高でした。」「ファンタスティック」など次々と声をかけられ、“ファン”に取り囲まれながもサインや写真撮影に応じる内田監督の姿が見られ、笑いが満ち溢れた、最高の上映となりました。
今回のトロント国際映画祭の他、マレーシア日本映画祭オープニング上映をはじめ、香港国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ハワイ国際映画祭、シドニー・メルボルン日本映画祭、フランス・パリのKINOTAYO映画祭、ロンドン映画祭など12を超える世界中の映画祭からオファーが相次いでおり、今年の上海映画祭の最優秀脚本賞を受賞した『鍵泥棒のメソッド』が、世界でも大きな注目を集めています。世界が注目する『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)全国公開。