佐藤健、役者生命を掛けたアクション練習の秘話を語る!!『るろうに剣心』舞台挨拶in福岡
「週刊少年ジャンプ」連載時より、当時の少年誌にはあり得なかった女性からの熱い支持を受け、シリーズ累計5700万部を突破!TVアニメも大ヒットを記録した国民的コミック『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』。ついに初の実写映画が完成。8月25日の公開を間近に控え、13日〜16日の4日間で名古屋を皮切りに、大阪、東京と各地で実施してきたキャンペーン。
昨日は東京国際フォーラムにて行われたプレミアイベントも大盛況で公開に向けてさらに熱も高まっている中、福岡の地にて舞台挨拶が実施されました。連日、実施してきたキャンペーンでは徹夜組がでるなど大盛況でしたが、福岡も同様、開場時間は夜なのにも関わらず、猛暑の中、朝から並んでいたというファンの列もでき、今週はまさに「るろうに剣心」ウィーク!大盛り上がりのイベントに感謝の気持ちを表しながらも、あと9日に迫った公開が待ち遠しい様子で、熱く本作の魅力を語る佐藤さん。そんな佐藤さんの姿に会場のテンションも最高潮!会場からの声援が終始途切れることのない熱気溢れる舞台挨拶となりました。
■「るろうに剣心」舞台挨拶IN福岡■
【日時】 8月16日(木)19:00 〜
【場所】 (キャパ:637席超満員!)
【登壇者】 佐藤健、大友啓史監督
■ご挨拶
佐藤さん:みなさんこんばんは。ついに今日、みなさんに映画を見て頂けるということで、僕自身、「待ってました!」という気分です。今日は沢山の方に集まって頂いて本当に嬉しいです。楽しんでいってください。
監督:ちょうど一年前ぐらいにクランクインしました。健くんの気合も含めて、スタッフともども、物凄く熱い中、物凄い汗をかきながら、精魂込めて作った作品です。それを福岡の皆さんにご紹介出来て本当に嬉しいです。今日は楽しんで帰って下さい。よろしくお願いします。
■最初にオファーをいただいた時のお気持ちは?
佐藤さん:もちろん、初めはびっくりしました。僕自身、剣心はすごく好きだったし、やっぱりマンガの実写化だから難しい所も多いと思う。下手に実写化するんだったらしないほうが良い、と思っていたくらいです。だけど、監督やアクションチームの方と会って、きちんと話をして…。その時、「あ、これは、僕が頑張りさえすればいけるかもしれない」って思った時には、アクションの練習を始めていた、という感じでした。
■監督はプレッシャーと楽しみ、どちらが大きかったですか?
監督:「龍馬伝」で人斬り以蔵(岡田以蔵)を一緒にやって、彼の色んな能力は分かっていたので、「俺が頑張りさえすれば」と思っていました。頑張りましたよね、お互い(笑)。
■実際、完成作品を観た佐藤さんの感想は?
佐藤さん:大友監督って凄いんだなって改めて思いました。NHKを辞めてフリーになられての初めての作品なんですよね。だから、「大友啓史」が日本映画界に殴り込みをしに来た訳です!
監督:言葉悪いから!(笑)
佐藤さん:でも本当にすごいことだと思いました。こんなにすごい映画は大友監督にしか絶対作れないから、その中に自分がいれたとことは物凄く幸せだなと思っています。
■監督は作り手として、どういう所を大切に作られたんですか。
監督:アクション練習を始めたばかりの頃、初めて健くんと一緒に取材を受けたんですが、彼が「アクションかっこ悪かったら、役者辞めます」って言ったんですよ。僕は隣でドキドキしながら聞いてて(笑)。でも、「それぐらいの覚悟で向かってきてくれる、というのは監督冥利につきるよね」ってスタッフと話していたんです。CGでも、スタントマンでも、アクション俳優でもない、日本の優れた役者たちが生身の体で、アクションに挑戦していく。そうすると、芝居やアクションにちゃんとエモーションがのっかってくるんですよ。そこにかけてくれた俳優たちの熱量がちゃんと画に映っていると思いますので、そこを是非楽しんで頂きたいですね。
■佐藤さん自身、アクションをやるということにもこだわりはあったのですか?
佐藤さん:僕が剣心を演じさせてもらっているのに、他の方にアクションを任せるというのは絶対に成り立たないじゃないですか。それに同じ男だし、アクションのプロの方はもちろんいるけど、その人に出来て俺に出来ないはずはない、とは思いましたよ。
■特別な訓練や練習などはされていたんですか。
佐藤さん:全然特別じゃないですよ。野球の素振りを毎日やっている高校球児と一緒です。縦、横、斜め、それぞれの方向に剣を素振りする。そういう基本から始めました。あとは、ちょっとずつ、ちょっとずつ。今日は跳んでみたり、今日は転がってみたり、今日は避けてみたり、今日は壁を走ってみたりとか。そういった感じで本当に地道な作業でした。
■実際に剣心を演じてみて、演じる前の剣心に対する思いと、演じた後の剣心に対する思いには変化があったんですか。
佐藤さん:より愛情が強まりました。もちろん昔から好きだったし、あこがれのヒーローではあったけど、より身近に感じられるようになって、もっと好きになりましたよね。
■佐藤さん個人が考える剣心の魅力っていうのはどんな部分にありますか。
佐藤さん:やっぱり強いところですね。強くないと大切な人は守れない、、、薫ちゃんをギリギリのところで助ける剣心が僕は一番好きですね。
■最後にお二人から今日いる皆さんにメッセージを頂いて締めくくりにしたいと思います。
監督:エンターテイメント作品として、海の向こう側にも伝わる作品を作ったつもりです。ぜひ皆さんの力でこの作品をより多くの人に届けるお手伝いをして頂ければと思います。何卒よろしくお願い致します。(会場から拍手)
佐藤さん:今日は本当にお集まりいただきありがとうございます。来週の公開に向けて一生懸命この作品を皆さんに届けたくて宣伝してきました。もしよろしければ皆さんも、今日この映画を観た後に、この映画の宣伝部となりスタッフの一員となって、思ったことを周りの人々に伝えていってほしいなと思います。僕自身、特別な思い入れのある作品だし、本当に代表作と呼べるものが出来たんじゃないかなと思うので、たくさんの方に観て頂きたいですし、皆さんにまず楽しんでいって頂きたいと思います。本当に今日はありがとうございました。