映画『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』みうらじゅん×安齋肇ツッコミ上映収録!!
日本初!?
ツッコミ版劇場上映決定!!
女ドラゴンと怒りの未亡人軍団
みうらじゅん×安斎肇が歴史的超大作にツッコむ!!
楊家未亡人軍団の前代未聞の戦いを描いた、底抜け超大作!思わずツッコミたくなる!
あの!ジャッキー・チェン製作、あの!セシリア・チャン主演の映画『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』の
みうらじゅんさん・安齋肇さんによるツッコミ上映が決定致しました。
上映劇場も決定し、銀座シネパトス・シアターN渋谷にて上映致します。
製作費5000万元(6.3億円)の巨費を投じ歴史的超大作として作られたものの、
2012年中国のラジー賞(金のほうき賞)で作品賞、監督賞、男優賞、女優賞4部門すべてにノミネートの快挙!
(そのうち、主演のセシリア・チャンは最も失望させられた女優賞を獲得)
真面目に作ったのにツッコまずにはいられない本作品を、みうらじゅんさん・安齋肇さんに思う存分ツッコんで頂きました!
先日、都内某スタジオにてみうらじゅんさんと安齋肇さんによる、映画『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』の
ツッコミ上映の音声収録がありました。
収録後、映画の感想や本作を正しく観る(!?)“ツッコミ上映会の極意”をお二人に聞きました!
【みうらじゅん】
「まず、この映画はストーリーは追うな!疲れるだけだ!っていうことはビシッと言っておいた方が良いんじゃないですかね。
考えるな!感じるんだ!っていう。まさに燃えよドラゴンのね。そういう意味では、このストーリーにはそういうセンスが入ってると思う。
それで最後に戦いは虚しいって思えば良いんだよね。ブルースリーの映画も大概最後に悲壮感があるから。戦いは虚しいって言うんだよね、最後に。
うっかり身を乗り出しちゃったのが、剃毛のシーンね。でも、なんで全員やらないの?剃毛やるなら全員しろよな!なんだろ、あの剃毛チーム5人娘。
登場人物が多いけど、剃毛してるかしてないかで見分けてたよ。
馬鹿真面目映画みたいなジャンルだね。馬鹿映画じゃないね。馬鹿真面目ってジャンルが合うよね。で、更にこれジャッキーチェンがって書いてある。
さっぱり意味が分からなくなる。てんこ盛りだもんね。 昔のゆるキャラの状態ですよ。 いろんな特産物入れすぎてわけわかんなくなってる(笑)
この映画はみんな、安齋さんと一緒に観れば楽しいと思うよ。みんながタモリさんになれる!空耳アワーやって安齋さんと見てるような状態で
見たら良いんじゃないですかね、それね。空耳アワーのようなもんだもんね!違う意味にとってやってるんだもんね(笑)だから今日は僕タモリさん」
【安齋 肇】
「僕はドラゴン知らないですからね。ドラゴン知らないからあの人(セシリア・チャン)がドラゴンだと思ってました。
ストーリーを追わないっていうのがエンターテイメントの極意だよね。僕NHKの大河ドラマとか途中から観るとこんな感じになりますよ。
置いてけぼりになっちゃう。冒頭、展開早すぎたのに、しゃべってたから追えてなくて(笑)あそこ重要だった、実は。
太君(ふとぎみ…と勝手に呼んでいたが「たいくん」と読みます)はなんのために一緒に戦いに行ってたんだろう?
橋のシーンって笑って欲しいシーンなんだよね?え?違うの?
(ポスタービジュアルを見て)あ、“怒りの未亡人軍団”なんだ。最後の陳腐な作戦とか望み通りなんじゃないの。
(空耳アワーのようだと言われて)いいね。全部日本語だと思って観るとかね。最後に手ぬぐい、と(笑)」