映画『不良少年 3,000人の総番』初日舞台挨拶、3.11のフィルターにかけず自分ができることをやっていきたい
本日3月10日に公開初日を迎えました斎藤工主演『不良少年 3,000人の総番(アタマ)』の公開初日に、斎藤工を始とした出演者が登壇し、舞台挨拶を行いました。
日時:3/10(土)19:00〜19:20
場所:池袋シネマ・ロサ
登壇者:斎藤工(30)、窪塚俊介(30)、須藤温子(28)、岩永洋昭(32)、宮野ケイジ監督(47)、原作者:遠藤夏輝(56)
MC:この映画の見所はどこですか?
斎藤:アクションはセリフがいらない会話になりうると思うのです。チャップリンの映画も動き一つでいろんなことをみせてくれますし。この映画の肝はアクションなので生っぽさを大事にしたいと思ったので、決め事だけ作ったらリハーサルはあまりせずに現場で生まれる感覚や間を大切にしました。
窪塚:ムダ話とかよくしていて斎藤さんと最初にメールアドレスを交換しました。撮影が終わったあと飲みに行こうよと言ったまま社交辞令になっています。
斎藤:この後いきましょうよ(笑)
遠藤:私がモデルとなっている斎藤くんの役どころは目力がありすごく良くて、須藤さんが映画の中で哀しい顔をするシーンがあるのですが「なんでそんなに哀しそうな顔をしているの」と聞いたら「千藤(斎藤役)くんを思っているからと言われ【ドキッ】としました。」(笑)
斎藤:明日が明日なので、特別な日ではありますが、3.11のフィルターをかける必要はないと思います。昨日雨が降って現場が中止になって、仙台でやっている映画に飛び入りしてお客さんとコミュニケーションを取ってきました。一年経ちますが僕らができることは今までやってきたことを、今まで通りできるようにすることが大切だと思います。この映画は70年代で人と連絡を取るのも不自由ですけど、いまは選択肢が多すぎて自分にダイレクトに向き合えているのかなと感じたのです。70年代はアナログな感じですが、色んなことがハッキリしていて、人との距離感が直球なのです。今だからこそ思える直球です。