「したコメ」は浅草、上野という東京随一のしたまちの魅力をコメディ映画を通じて存分に味わっていただく映画祭です。毎年多彩な顔ぶれが揃い、下町をにぎわせる「したコメ」のレッドカーペット。今年はゲストが人力車で続々登場し、浅草公会堂まで真っすぐ伸びるレッドカーペットの上を歩きました。

■実施日時:9月17日(金)
■場所:浅草公会堂
■MC:いとうせいこう、大場しょう太、伊藤さとり
■ゲスト:
「たいとう観光大使」アニマル浜口(63)、浜口京子(32)、櫻川梅后、友吉鶴心
「したコメ応援人」内海桂子(89)
「したまちコメディ大賞2010」金子修介監督(55)、喰始(62)
「リスペクトライブ」浅草ジンタ、ポカスカジャン(省吾・大久保ノブオ・タマ伸也)、ARUYO(永友聖也・辻香織)
「フィルム・コミッション支援作品」こまどり姉妹(72)
「映画秘宝まつり」キック・アス&ヒットガール(コスプレ)
「ヤクザガール」荒川ちか(11)、山神佳誉(29)、佐藤佐吉(46)
「落語物語」林家しん平監督(54)、ピエール瀧(43)、田畑智子(29)、柳家わさび(30)、三遊亭時松(34)、柳家小権太(33)
「国家代表!?」キム・ヨンファ監督(38)、ハ・ジョンウ(32)

★浅草ジンタによる演奏ののち、本映画祭のゲストが人力車に乗って続々と登場。カメラの前でフォトセッション・コメントの後、レッドカーペットを浅草公会堂まで歩きました。全ゲストが浅草公会堂のステージ上に一同に会し、たくさんの観客の拍手と声援に包まれました。

■いとうせいこう:
 レッドカーペットは野外でのイベントなので、直前まで天候の心配はありましたが、今日は晴れて本当によかったです。地元に密着したラブ&ピースな映画祭に致しますので、ご声援よろしくお願い致します。これから登場するゲストの方々を盛大な拍手で迎えましょう。
 したまちコメディ映画祭、今年で第三回目を迎えることとなりました。今回も国内外から多くの映画が集まりました。音楽・映画・笑いの融合で人気を博したクレージーキャッツに敬意を表しまして、谷啓さんにコメディ栄誉賞を授与させて頂く予定でしたが、残念ながら映画祭を前にお亡くなりになられてしまいました。照れて隠れてしまったのではないかという印象を受けます。谷啓さんのためにもすごく楽しい葬儀ができれば、と思います。こまどり姉妹の「人生なんてどうせ困難。楽しいことをやるしかない。」という言葉にとても感銘を受けました。私どもも困難の連続ではございますが、ニコニコ笑って、楽しい五日間を過ごしたいです。

■アニマル浜口:
 (映画祭の雰囲気について聞かれて)素晴らしい!!たいとう観光大使を務めているし、家も近所なので嬉しいです。したコメの益々の発展繁栄、そして皆様の健康と元気を祈願いたしまして…気合だ!気合だ!気合だー!!

■浜口京子:
 先日の世界選手権では銅メダルを獲得しました!ご声援ありがとうございました!次は11月に中国でアジア大会が控えているので、頑張りたいと思います。

■内海桂子:
 昭和13年から浅草で漫才やっておりまして、今年は米寿です。100歳までたったの12年!100歳まで生きます。がんばります!(MCにレッドカーペットへ促されて)なーんだ、レッドカーペットってなんだと思ったら、赤いじゅうたんじゃない。

■金子修介監督:
 コンペティションの審査員を務めさせていただきました。今年も秀作ぞろいなので、楽しんでいってください。

■喰始:
 僕がこの業界に入ったのは、谷啓さんに憧れてファンレターを毎週のように3年間送り続けていたんですが、そこに毎回必ず書いていたギャグにたまたま目をとめていただけたのがきっかけでした。一度、ご本人にお会いした時に、「ガチョーン」を直々に指導して頂いて、とても嬉しかったです。

■ポカスカジャン:
 芸人代表としてリスペクトライブに出演させていただきます。クレージ—のための新ネタも用意しましたので、楽しみにしていてください!

■ARUYO(永友聖也・辻香織):
 したコメを開場で観たのが出演のきっかけでした。最終日のライブ頑張ります。

■こまどり姉妹:
 本日、浅草中映で出演させていただき、とても嬉しかったです。ありがとうございました。浅草に60年住んでおります。普段はすっぴんで歩いております(笑)久しぶりにこんな恰好ができて嬉しいです。

■キックアス&ヒットガール:
 「キック・アス」12月18日に日本での公開を控えております。よろしくお願いします。

■林家しん平監督:
 去年に続いて2度目の出演となります。瀧さんが本物の師匠に見えますので、ぜひご覧になってください。本編を落語の師匠にも観てもらいましたが、普段は誉めないのですが、「2回観たい!」と大絶賛をされました。

■田畑智子:
 (出演を振り返って)何かを食べるシーンが多かった気がします。着物を着ながら家事をするのは大変だなぁと。温かい映画になっていると思います。現場も話題豊富で楽しかったです。

■ハ・ジョンウ:
 今日は皆様にお会いできてとても嬉しいです。スキージャンプのスリルと臨場感を楽しんでください。