リュック・ベッソン監督が、満を持して放つ実写超大作『アデル/ファラオと復活の秘薬』。ヒロイン“アデル”が古代エジプト伝説の秘宝と言われる幻の≪秘薬≫をもとめ、エジプトの“王家の谷”からパリ“ルーヴル美術館”へ—世界を股にかけ冒険を繰り広げる、この夏一番大注目のヒロイン×アドベンチャー超大作!7月3日の夏休み公開に先駆け、監督のリュック・ベッソンと、主演のルイーズ・ブルゴワンが来日し、記者会見を行いました。

4月14日にフランス本国で公開され、初登場断トツ1位!出口調査の観客満足80%の大ヒットを記録!フランス大ヒットの興奮冷めやらぬまま、4月20日に来日記者会見が行われる予定でしたが、アイルランドの火山噴火の影響で渡航ができずやむなくキャンセルに。今回は、待望の再来日(アデル役のルイーズは初来日!)ということもあり、会場から溢れんほどのマスコミ関係者が来場、熱気立ちこめる大盛況な記者会見となりました!

数々の女優を世界のスターダムへと送り出してきたベッソン監督の新たなミューズということで、主人公アデル役を演じるルイーズ・ブルゴワンへの注目度も高く、過激でセクシーな「ミス・天気予報」としてフランス国民から愛されている彼女の姿をカメラに収めようと、スチールカメラマン80人、TV15台が集まる大盛況!ピンクのPRADAのミニドレスで華やかかつセクシーに登壇した新星ルイーズ・ブルゴワンのキュートなナマ姿に、来場者はメロメロ!「(ルイーズは)『アメリ』でブレイクする前のオドレイ・トトゥ、『エディット・ピアフ』でブレイクする前のマリオン・コティヤール!次代の絶対的な魅力を持つ女優だ!」と大絶賛!〜また、「リュック・ベッソン監督の大ファン!」というタレントのほしのあきさんが、『アデル』の日本での宣伝をする”宣伝女神〈ミューズ〉“に立候補するため急遽会場に駆けつけ、今後の宣伝意欲を表すために、「所信表明」を行いました!! 本作のヒロイン・アデルをイメージしたアドベンチャーテイストの衣装をほしのさん流に超セクシーに着こなし、「次回のミューズ(ヒロイン役)は是非私に!」とベッソン監督に熱烈アピールする場面も!

*日程:6月7日(月)
*出席者:リュック・ベッソン監督/ルイーズ・ブルゴワン(アデル役) /特別ゲスト:ほしのあき
*会場:ザ・リッツ・カールトン東京 パークビュー・ルーム (港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン)

(ベッソンから一言)
若い時というのは、映画を撮る際に、技術的なトラブル解決に追われて忙しいことが多いのですが僕は30年この仕事をやっているので。本来の監督業としての自由な感覚で撮る事ができました。70年代のアメリカ映画などでは筋肉隆々のヒーローと、その後ろで泣いているヒロイン、という図式が多かったのですが、今回『アデル〜』では、男性でも弱い部分があり、また女性にも芯の強い面があるということを描きたかった。
また、今回、フランスのすばらしい俳優を起用できたことは大きな喜びであったと思います。

(ルイーズから一言)
今回、ベッソン監督の主演作に選んでいただき、大変驚きました。
ベッソン監督は、撮影では非常に熱心で、厳しい所もありましたがいつもカメラの後ろにいるので、距離感など、大変良い関係を築くことができたと思います。
フランスで映画では男優さんが主演になることが多いのですが今回『アデル〜』では、男性が演じるような、勇気があって、時に無謀な、でもとっても魅力的なヒーロー(ヒロイン)役をやらせてもらえて、とても幸せでした。

Q:政局が大揺れし、まさに日本にとって大きな節目の日となった今日。
不安を抱えている人々も沢山いると思います。
そんな日本の人々に映画をどのように観て楽しんでもらいたいですか?

(ベッソン)
A:私は政治のことはあまり詳しくないのですが。。
今の世の中、色々不安になったり、暗くなったりすることも多い。
アーティストとして、こういうときだからこそ、楽しくて軽やかなもの(作品)を創りたかった。
『アデル〜』は、あの時代(20世紀初頭)のパリのきれいな風景を再現したシーンも多い。
日本人はフランス通なので、今のフランスと比べるなど、
再現ぶりを楽しんでもらえたら良いと思います。
ルイーズは未だ若いが大変才能がある。
ルイーズがいるからフランスはこれから明るくなるのではと思います(笑)
(ルイーズから日本語で「ありがと」との声、会場笑い)

Q:エンディングは、アデルの次の冒険の予感を感じさせるものでしたが、次回作への構想は?
(ベッソン)
A:原作は現在9刊まで出ていて、描きたいテーマはまだまだたくさんあります。
まずは一作、公開して。。。喜んでもらえたら二作目も。
ルイーズはヤル気満々なので。
(ルイーズから日本語で「はい」との声、会場笑い)
Q:思い入れのあるシーンは
(ベッソン)
A:全部ですね。

一番大変だったのは、ルイーズの仮装で、料理人のおばさんに扮するシーンがあるのですが。
これは大変厳しかった。(ルイーズの変貌ぶりに)みんな笑っちゃって(笑)。
(ルイーズ)
A:今回の映画では全部で9回、変装をしました。
二日間で撮影したので大変だったけれど、楽しかったし、女優として豊かな経験をさせてもらったと思っています。(個人的にはアデルのシンボルでもある、グリーンのコートが好きです。
これは原作でもアデルが身につけている、シンボルのようなもの。
衣装は基本的に全て好きです。
1910年当時の衣装を再現するために、(当時使っていた)古い生地を使用したり今は辞めてしまった職人さんの知恵やノウハウを借りて再現していました。

(ほしの)
ヒロインのアデルが映画でエジプトを冒険している時のサファリルックを
「ほしの流」にアレンジしているんですが、いかがでしょうか?!
(ベッソン)
アデルがこんなミニスカートはいてたら仕事にならないよ(笑)
(ほしの)
ヒロインをすごく魅力的にとってくれるのが、ベッソン監督の魅力だと思うのですが。。
何かの機会に、私を起用していただけないでしょうか?どうですかー??
(ベッソン)
じゃあ。。タイトルは『不思議な国のアデル』にしましょうか(笑)
私はウサギ役になります。