スリリングなヨットレースに参加する高校生たちの冒険を爽やかに描いた、興奮と感動の青春ヨット・ムービー『海の金魚』。九州にて先行公開中、4月10日(土)より全国順次公開となります。
 
 3月13日(土)、映画の舞台でロケ地でもある九州で『海の金魚』が初日を迎えました。鹿児島ミッテ10での舞台挨拶には雑賀俊郎監督、入来茉里、白石隼也、さらに挿入歌を歌う福井静が登壇。監督、入来さんは地元出身ということもあり、会場は温かな雰囲気に包まれました。
 

 ◇雑賀監督:(前作に続き鹿児島を舞台にして映画を作った理由は?という質問に)前作「チェスト!」を作った時に、鹿児島の空気や人々に触れ、もう一度鹿児島で映画を撮りたいと思い、いくつか題材を探していました。
 そこで勧められて見たのが「火山めぐりヨットレース」でした。DVDを見ていると、ひと組だけ高校生のチームがあり、かっこいいなと思い興味を持ちました。ヨットはお金持ちのスポーツと思っていましたが、調べてみるとそうではありませんでした。お金集めのためにスポンサーを探したり、自分でヨットを修理したりと、自分の夢をかなえるために挑戦していくスポーツだとわかりました。そこで、高校生たちが挑戦していく冒険映画を作りたいと思いました。

 ◇入来茉里:(鹿児島出身の入来さんですが、地元での初主演映画ということでプレッシャーはありませんでしたか?という質問に)はじめは地元で撮影できるということでうれしかったです。ただ、ミオという心に傷を抱えた役の感情がなかなか掴めず、悩みました。でも、二年前に一人で上京したときの寂しかった感情を膨らませて、役柄に取り組みました。

 ◇白石隼也:鹿児島は御飯がおいしくて、美人が多いです。(ヨットも初体験ということで)船酔いがひどくて、必死に演技をしていました。ヨットの揺れが大きくて監督が上から降ってくるかと思いました。

 ◇福井静:(挿入歌を歌ったということだけでなく、入来さんとは高校が一緒の福井さん。)私が演奏をしている後ろで、入来さんたち新体操部が演技する、というコラボをやりました。こうして一緒の世界に入って共演できるのも、うれしいことだと思います。
 
 舞台挨拶後に福井さんがミニコンサートをロビーにて実施。「うみきん」の世界を盛り上げてくれました。