映画『イングロリアス・バスターズ』ブラッド・ピット&タランティーノの2ショット、日本初お披露目!!
映画業界の常識をブチ壊す衝撃のキャンペーンも発表!!
新作を発表する度にセンセーションを巻き起こし、世界中の映画シーンを根底から揺るがす鬼才クエンティン・タランティーノ。その彼が世界のスーパー・スターであるブラッド・ピットとタッグを組んだ最新作『イングロリアス・バスターズ』が11月20日(金)に公開します。世界各国で大ヒットを記録した本作は『キル・ビル』や『パルプ・フィクション』などの記録を塗り替え、タランティーノ監督作品で過去最大のヒット作となっています。
そんな”バスターズ旋風”を世界に巻き起こしている強力なタッグ、クエンティン・タランティーノ監督とブラッド・ピット、さらにはもう一人の主演女優ヒロイン、メラニー・ロランが緊急来日。日本在住のジュリー・ドレフュスも加わり11月4日(水) ザ・リッツ・カールトン東京 グランドボールルームにて記者会見を開催しました。
監督、俳優として、それぞれ世界のトップに君臨するタランティーノとブラピの2ショットは日本で初めてお披露目ということもあり、ムービー50台、スチール150名を含む400名がつめかけた中、質疑応答が行われました。
【クエンティン・タランティーノ コメント(以下Q】
本当に今日は皆さま来て頂いてありがとうございます。
【ブラッド・ピット コメント(以下B】
また日本に来れたことも嬉しいですがタランティーノ監督の作品で来れたことがとても嬉しいです。
【メラニー・ロラン コメント(以下M】
日本に来るのもタランティーノ監督の映画出演も初めてなのでとても嬉しいです。
【ジュリー・ドレフェス コメント(以下J】
今日は本当にありがとうございます。タランティーノ監督の出演は2回目ですが、本当に光栄です。
『今回ナチスドイツを扱った映画を作った理由は?』
Q:”始めは戦争映画を作りたい”という思いからだったけれど脚本を作り込むうちにキャラクターやストーリーに深みが出てきた。とにかく戦争を題材にしたものが作りたかった。
『ブラッド・ピットを起用した理由は?』
Q:10年前から脚本を作ったが、アルド・レインという役はその時から設定していた。2008年に改めて俳優を考えた時、一番に浮かんだのはブラッド・ピットだった。でも彼は地球最大の映画スターなんで、断られたらどうしようかと思っていたよ。実際にはお互いのキャリアやタイミングでベストの時に一緒に仕事ができたと思っているよ。
『この作品やタランティーノのシナリオは俳優としてどう考えていますか?』
B:この作品のシナリオの存在は8年前からハリウッドで神話化していたんだ。そのシナリオが僕に振られるとは思ってなかった。アルドの役は始めはタランティーノが演じると聞いていたのに、それを僕に譲ってくれたんだからなるべくシナリオから変えない様に演じたよ。
『今回最強のタッグと言われていますが、そのことはどう思いますか?』
B:この映画のキャスト・スタッフ共に世界中から素晴らしい人が集められて、それがこの映画の一番リッチな部分です。
Q:映画のファンとしてはキャストと監督の間に絆が生まれるということは、素晴らしいことだよね。 スコセッシとデ・ニーロ、黒澤と三船、深作と千葉みたいな感じでね。
『この作品に出演してどうでしたか?』
M:私は英語があまり話せないからハリウッド映画に出ることはあまり夢ではなかったけど、タランティーノの映画となると話は別よ。夢のような気分でした。この映画はカンヌ(映画祭)の直前まで撮影してたので、カンヌで皆揃って見られて、夢が続いているみたいでした。今ここにいられることもまだ夢が続いているみたいです。
J:『キル・ビル』のときも出演しましたが、またこの作品のオファーがもらえてとても嬉しかったです。彼はスクリプトを送ってくれて、私のために役を書いてくれました。とてもラッキーです。私はタランティーノファミリーの一員かなと思ってます。
Q:これはジュリーのための役だよ。彼女はもちろん僕のファミリーの一員だよ。
『今回の来日で楽しみにしていることは?』『バイク事故にあって大丈夫でしたか?』
B:日本のバイクメーカーは最高ですから。ぜひ見に行きたいです。バイクの事故はけがはなかったけど、パパラッチから逃げたらかえってネタになってしまいました(笑)。
『メラニーを起用した理由は何ですか?』
Q:アルドと共に十年間温めたとても大切な役です。ただ、フランス語を話してユダヤ系の女優は誰かわからなかったので運命を信じるしかなかった。メラニーは始めのオーディションではベストではなかったけど(笑)、チャーミングなところが印象深かった。実際、彼女とダニエル・ブリュールに演じてもらった時に、MGMの名作映画を見ているようにゴージャスで一緒に食事をすると彼女はとてもクールで、そして彼女の出演作を見ると感情表現が素晴らしかったので彼女に決めました。
『今回のファンキーなキャラクターはユーモアがあって、話し方に癖がありますがどのようにしましたか?』
B:私のアクセントは私の出身地にとても近いので、それにメロディを付けました。
『タランティーノ監督と他の監督の違いは何ですか?』
B:この映画のセットに入ると彼のエネルギーに満ちていて、いろんな言語が飛び交っている。僕にとってその中で、お互い理解を深めていくその体験がとても素晴らしい体験でした。
『最後に一言』
B:本当に温かい歓迎ありがとう。とても楽しくこの映画を作りました。皆さんも楽しんでください。
M:今回、この映画で日本に初めて来られて嬉しいです。この映画ぜひ楽しんで観てください。
J:日本の女性の皆さん、この映画は戦争映画とは思わず観てください。素晴らしい女性が活躍している映画です。
Q:この映画を一生懸命楽しんで作りました。ぜひ楽しんでください。
また、会見ではタランティーノ監督から前代未聞のキャンペーンも発表された。その名も “面白さタランかったら全額返金しバスターズ”。これは11月20日の公開初日から11月23日の祝日までの4日間限定のキャンペーンで、上映開始後約60分の時点で、「面白くない」と判断して途中退場された観客に鑑賞料金を全額返金するというもの。一部劇場を除く全国約300館で実施する異例の大キャンペーンであり、タランティーノ監督史上最高傑作とも言われる本作への自信のほどが窺える試みであり、洋画不振が続く映画業界へ一石を投じる画期的な試みといえる。
【クエンティン・タランティーノ コメント】
キャンペーンは日本からの提案だったけれども、やってやろうじゃないかという気になったよ。 60分で出て行きたい人はどうぞ出て行ってくれ。後は最後まで観ている人が楽しめるはずだよ。