伝説のアニメーション作家の短編を集めた、映画『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』が連日盛況の中、アーティストのやくしまるえつこさんによる詩の朗読イベントが上映前に行われました。

日時:10月10日(土) 場所:ライズX
登壇者:やくしまるえつこ(相対性理論、TUTU HELVETICA 他)、大島輝之(sim,circuis unconnection 他)

イベント内容
若くしてアカデミー賞候補となりながらもホームレスとなることを選んだ、伝説のアニメーション作家ライアン・ラーキンが生涯に残した短編を集めた映画『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』が連日盛況の中、相対性理論など音楽活動からイラスト、朗読など幅広い表現活動を展開するやくしまるえつこさんによる詩の朗読と、大島輝之さんによる即興ギター演奏のミニステージが上映前に行われました。

朗読された詩は、19世紀のフランスの詩人ステファヌ・マラルメ作「半獣神の午後」。
ライアン・ラーキンのデビュー作『シランクス』(1965)のモチーフともなった、ギリシャ神話に
出てくる半獣神パンと美しいニンフの物語。午睡から目覚めた半獣神が、官能的なニンフとの体験をまどろみの中で思い返す詩を朗読するやくしまるさんの、澄んだ声と、心地のよいギターの音色に包まれて会場は神秘的な空間となりました。

この朗読ライブで観客の方々が体感したものは、まさにライアン・ラーキンの作品でも感じ取ることのできる生々しく繊細な感触。
やくしまるさんと大島さんによって作品の精神性を紐解く、とても貴重な空間演出となりました。

映画『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』は渋谷の
ライズXにて引き続き絶賛公開中です!!!