日本のコメディ発祥の地、「浅草」。日本有数の芸術・文化施設の集積地域、「上野」。この2つの地域を舞台に、昨日9月21日(月・祝)〜25日(金)まで、「映画(Cinema)」「したまち(Old town)」「笑い(Comedy)」という3つの要素をかけ合わせた日本初の大規模なコメディ映画の祭典、「第2回したまちコメディ映画祭in台東」(略称「したコメ」、第22回東京国際映画祭提携企画)を開催中です!したコメでは、映画人、地元の皆さん、観客が一緒に盛り上がれる仕掛けが盛り沢山!昨年の第1回よりもさらに楽しめること間違いなしです!!

 特別招待作品として上映された、中国のらラップミュージカル・コメディ『浮かれたゴミ屋さん』阿甘(アーガン)監督が登壇しました。
 

●実施日時:9月24日(木)
●場所:浅草公会堂

■阿甘(アーガン)監督:
こんにちは。西安で育ったのですが、映画にも西安の名所・旧跡がたくさん出てきます。西安のどこで撮影しているのか想像してみてください。というのも西安で一番見かけた外国人が日本人でした。楽しんでください。

〈ティーチイン〉

Q.原作とラストが違う点について
 原作はコメディではないし、歌も踊りもありません。悲劇はたくさん映画になっています。辛い話はもっと上があると思い、コメディにしました。

Q.キャスティングは?
 恋人選びと同じで、間違えると悲惨なことになります。完成するまで自信は持てなかったが、満足しています。

Q.歌と踊りのシーンを入れようと思ったきっかけは?中国の観客の反応は?
 国内は音楽の部分を楽しんでくれました。ブロードウェイのような伝統はないので、中国人がなじみやすいようにミュージカル部分を抑えました。中国にはミュージカルはありません。5〜6つの歌、踊りが出てきますが、1曲の音楽を作るには、1本の映画を作るのと同じ労力を使うのでもっと入れるのは難しいです。

Q.製作費、製作期間は?
 昨年2月に原作を読み、6〜7月にクランクインしました。

Q.主演のグオ・タオさんはどんな人?
 この作品が2作品目で、次も一緒に撮ります。舞台俳優だが、最近はコメディスターになりつつあります。

Q.次回作は?
 27日から撮影をします。「ドンキホーテ」をグオ・タオ主演で、唐時代に置き換えて作ります。