こんな熱い大家族って憧れる!! 映画『サマーウォーズ』大ヒット御礼舞台挨拶
大ヒット映画「時をかける少女」の細田守監督の最新映画「サマーウォーズ」がまたまたの大ヒットを記録した。これを記念して、主人公健二役の声優を担当した神木隆之介さん、ヒロイン夏希役の桜庭ななみさん、そして細田守監督が8月23日に新宿バルト9にて大ヒット御礼舞台挨拶を行い、劇場に詰めかけた観客と喜びを分かち合った。桜庭ななみさんは作品中に夏希が来ていた朝顔の浴衣姿で登場し、その可憐な姿に観客から歓声が上がった。
細田監督は「構想から3年の歳月が経ちました。家族や親せきを描いたアニメは珍しいと思います。われわれは絶対に面白い!!と思っていても、やはりお客さんがどのような反応を示すのか不安でした。だからこうやって皆さんが楽しんでもらえて本当に嬉しいです。」と喜びをあらわにした。
主人公、健二の声を担当した神木さんは「健二は目立たなくておっちょこちょいな役なので、どうやってその雰囲気をだそうか悩みました。でも自分で作品を観た時にその感じが表現できていると思いました。」と話し、特に苦労したシーンについて聞かれると、「健二が犯人扱いされて子供たちから追い掛け回される場面ではどんなテンションでのぞめばいいかわからず、監督に相談しました。細田監督は怖いくらい優しい方で、すごく楽しく演じることができました。」と笑顔で答えた。
ヒロイン夏希を演じた桜庭さんは、キャラクターとの類似点について質問されると「結構似ているところが多いと思います。後先考えずに行動してしまって後悔したりとか。私は今回初めての声優挑戦だったのですが、神木君も言う通り、監督がとても優しくて楽しくやらせて頂くことができました。」とさわやかに答えた。
映画にちなんで、今年の夏の過ごし方について質問されると、神木さんは「7月中に宿題を終わらせてしまったので今すごい余裕ですよ。最近趣味でギターを始めました。この夏急激に成長してやる!!と決心して毎日引き続けたのでだいぶ弾けるようになりました。何年後かに皆さんの前で演奏できるように頑張りたいと思います。」とはにかんで答えた。
桜庭さんは「今年は『サマーウォーズ』のイベントに参加させてもらうことが多かったです。映画の舞台となった長野県上田しにも監督と行かせて頂き、映画の風景そのままで感激しました。」と目を輝かせて語った。
細田監督は「スイス、ロカルノや韓国で『サマーウォーズ』を披露して頂きました。今、世界がどんどん変化していく中で、昔から変わらないものが本当に変わらないのか確かめるためにこうしてこの作品を沢山の方に観て頂けているのかなと思います。それが海外の人にも伝わっているのだという気がしています。」と語った。
最後に「『サマーウォーズ』を通して、観客の皆さんと気持ちを一緒にできた夏になったのではないかと思います。映画の後悔はばだ続きますので、引き続き応援宜しくお願いします。」と笑顔でアピールした。
(Report:樋口 綾)