新潟県長岡市出身の映像作家・ 五藤利弘が次第に失われていく故郷の美しい自然を何かで残しておきたいとの思いから映画『モノクローム少女』は映画化された。幻想性と感動を秘めたストーリーの中に自然いっぱいの風景を封じ込めた映画となっている。

恋に悩み、今をひたむきに生きる若者たちが、変わっていくもの、無くなっていくものの大切さ、無くなっていく事の寂しさに気がつきながらも前向きに、未来に向けた希望を謳う物語。

渋谷シアターTSUTAYAにて、初日舞台挨拶が行われキャストの寺島 咲・入野自由・川村亮介、そして五藤利弘監督が登壇した。

□質疑応答□

Q撮影で大変だったこと、辛かったことなどはありますか?

(寺島)「現場にスズメバチが沢山いたことですね。実際には刺されていませんが大変でした。」
(入野)「大変だった事は、眠かった事ですね(笑)スケジュールがとてもタイトで、深夜の撮影が辛かったです。」
(川村)「僕はB型なのですが、2人(寺島咲、入野自由)がAB型で会話に入っていくのが大変でした(笑)」

Q撮影中の思い出を教えてください。

(寺島)「私は撮影中に1度も東京に帰らなかったので、新潟の特産品を沢山食べました。やはり一番美味しかったのはおにぎりで、お米が最高でした。」
(入野)「スタッフの皆さんや、キャストの方達と出会えたことが楽しかったです。」
(川村)「地元の方達が、毎日お昼に地元名産の油揚げやおにぎりをご馳走してくださって、美味しいご飯が毎日食べられたことが幸せでした。」

Q地域発信型の映画が最近増えていますね。

(五藤監督)「日本にはまだまだ素敵なロケーションがあると知ってもらいたかった。地域だけの内輪ネタにならない、皆さんにも共感してもらいたい映画です。ゆったりした映画なので眠くなるかもしれませんが、昔はこんな映画がたくさんあったんだよと感じてもらえたら嬉しいです。」

近年不幸にして大きな震災に2度見舞われたこの土地が、素晴らしい町としても発展していくための応援歌でもある映画『モノクローム少女』。

8/1より渋谷シアターTSUTAYAにて公開。

(Report:椎名優衣)