6月6日(土)ザムザ阿佐ヶ谷で「美代子阿佐ヶ谷気分」公開記念イベントが行われました。本作の監督・坪田義史の過去の作品「でかいメガネ」、本作の主題歌でもあるSPARTA LOCALSの「水のようだ」PVの上映の他、公開が待たれる「美代子阿佐ヶ谷気分」のキャストたちが登壇し、撮影中のエピソードや本作への思いを語りました。

登壇者:水橋研二、町田マリー、本多章一、あんじ、坪田義史監督

水橋研二(安部愼一役):オファーをもらって3週間ぐらい悩みました。(実在の方を演じるにあたって)取り憑かれたりといったような大それたことはないです。公開前なので、監督もそうだと思うんですが、どう映っているか怖いですね。見て頂けると「何か」がある映画だと思います。映画の中で自分の中で見つけて頂けると嬉しいです。
町田マリー(美代子役):私も3ヶ月悩みましたね。美代子さんという人を特別にとらえるのではなく、「別れたいけど別れられない」とか、そういう女性の複雑な切ない思いを演じられればと。実在の美代子さんは高校時代から現在50歳過ぎまでずっと安部さんと添い続けている方で、いろんなことがあっても、それを受け入れることで幸せを見つけることのできる、そういう強さを持っていて、それが美代子さんのすごいところであり、わたしもこうありたいと思います。熟年離婚とか考えている方にも見てもらいたいですね(笑)恋愛に悩んでる方も「あ、別れなくてもいいんだ」って何かがひらけるんじゃないでしょうか
本多章一(川本役):(役作りとして)体を鍛えたりしました。ぼくはそういったところから役に入るので・・・今の僕らの話でどこまで伝わったかわかりませんが、見て頂けると嬉しいです。
あんじ(真知子役):現場ではみんな仲が良かったんですが、演じる上では安部さんと美代子の間を本気で壊してやろう!と思って演じてましたね。出来上がった作品をみて思ったことは、人を愛すとはすばらしいことだと思いました。人の奥の奥まで愛せる、自分もそういう3年以上愛せるいい男をゲットしたいと思います!(笑)
坪田義史監督:初の商業映画なので、スタッフ全員の力が結集してすばらしいものになっていると思います。社会の状況はいろいろあるけれど、依存しあいながらも今日を超えて明日へとサバイブしていくことがこの作品のメッセージなのかなと。ぜひ劇場で観てもらいたいです。

「美代子阿佐ヶ谷気分」
7月4日よりシアター・イメージフォーラムにて公開!