『踊る大捜査線』でおなじみの亀山千広プロデューサーと、香港を代表するヒットメーカーである『少林サッカー』監督・脚本・主演のチャウ・シンチー。このアジア映画界を代表する2大プロデューサーが手を組んだ!!

27日(木)、『少林少女』ジャパンプレミアが六本木ヒルズアリーナにて盛大に開催され、主演の柴咲コウをはじめ、仲村トオル、岡村隆史、江口洋介、キティ・チャン、ティン・カイマン、ラム・チーチョン、監督を務めた本広克行、製作の亀山千広、エグゼクティブプロデューサーのチャウ・シンチーといった超豪華キャストたちが勢ぞろいした。

柴咲は今回、師匠たちも恐れるほどの少林拳の腕を持つ少女<凛>を演じるにあたっての苦労をこう話した。
「主演に選んでもらったからには全て自分でやろうといつも思っていますが、このようなジャンルの映画は初めてだったのでクランクイン1年前から特訓し始めました。最初はなかなか思うようにいかなくて、はがゆい思いはたくさんしましたが、皆さんに助けてもらいながら1つの作品に向き合っていると思ったら気合が入りましたね。日々行われる特訓で、体が目覚めていく感じがしました」
しかしアクションにはケガがつきもの。柴咲もワイヤーを使っての撮影時、打撲とすり傷を追ってしまったという。「まだその傷は痛むんです。両腕も腱鞘炎になってしまいましたしね」と苦笑いを浮かべたが、“また、アクション映画のオファーがきたら?”との質問には、「死ぬ気でがんばります!」と女優魂を見せつけた。

そんな柴咲に続いてほかのキャストたちも、「女優さんにどこまでやらせるのかと最初は心配しましたが、実際に撮影が始まると逆に僕のほうが柴咲さんに引っ張られてしまって(苦笑)。でも、こうして日本映画でアジアに関われたことをうれしく思います」(仲村)、「中国の方と映画作りができたことは本当にいい経験になったと思います。本作はジェットコースターのように駆け抜ける映画になっているので楽しんでください。また、燃えさかる炎のすぐ前でも動じずに格闘シーンをやる柴咲さんはすてきでした」(江口)、「本当に柴咲さんの格闘シーンは完璧! カメラ止まっていても怒っているのかと思うくらい、集中していました。でも撮影中、中国人キャストたちと“たまご”という言葉にはまってしまって、“よーい、たまご!”と笑いながら言い合っていたら、僕だけ見つかって柴咲さんにマジギレされました……(苦笑)」(岡村)、「そうそう、僕たちは遊び半分でやっていたけれど、柴咲さんは真剣だったから申し訳ないことをしたなと反省しています。(MCから“遊び半分だったの?”と聞かれ)はい!(会場大爆笑)」(ティン・カイマン)、「僕も撮影は日本に遊びにきたつもりで……(苦笑)」(ラム・チーチョン)、「本作はとてもおもしろいストーリーで、視覚的効果にも驚くと思いますよ。本作で私の名前も覚えてほしいです」(キティ・チャン)とそれぞれコメントを述べた。

チャウ・シンチーも柴咲と久々の再会を果たし、「彼女は美女だし、アクションもこなせる人だとわかって感心しました」と絶賛。また、以前『無問題』でキレのあるアクションの数々を見せつけた岡村に対しては、「エキサイティングな中にも、とてもコミカルな部分がありますよね(笑)」と一言。

終始、和気あいあいとした会見は話がまだまだ盛り上がりをみせる中、惜しまれながら幕を閉じた。

(Report:Naomi Kanno)