シネマート六本木にて『素敵な夜、ボクにください』の初日舞台挨拶が行われました。
売れない日本人女優が韓国の大スターと一夜をともにし、めぐりめぐってカーリングチームを結成することに!主人公を演じるのは吹石一恵、カーリングのチームメイトを演じるのは関めぐみ、占部房子、枝元萌です。『12人の優しい日本人』等を手がけた中原俊監督とカーリングエンジェルスの4人が登壇しました。

中原監督「初日舞台挨拶は何回やってもドキドキします。」

Q.この映画で一番心に残ってるキーワードとは?
吹石「みんなで揃ってお芝居の前にカーリングの練習をしました。そのときの私達の“チームワーク”、“団結力”。映画の見えるところでも見えないところでも出ていたと思います。」
占部「“韓国語”ですね。韓国語の練習の経験で日本語ではこんなふうに言うのに韓国語ではこういうふうに言う。そのやりとりが印象的でした。」
関「“青森”ですね。青森の方々の協力なくしては撮れなかった映画だと思います。あとは枝元さんの“津軽弁”ですね。」
枝元「そう言おうと思ってたんですけど(笑)地元の方とよくしゃべったりしましたね。自分でアドリブの脚本書いたりしました。それで本番でとちって、監督にアドリブやるんだったらちゃんとしろって言われてしまいました(笑)」

韓国トップスターとカーリング選手の二役をこなしたキム・スンウ。撮影現場ではオパの愛称で親しまれていました。この日登壇はしませんでしたが代わりにビデオメッセージが届きました。
「私の誕生日に映画の公開初日となりました。ありがとうございます。今後忘れられない作品になると思います。」

Q.キム・スンウさんとのコミュニケーションは?
枝元「私は日本語で押し切りましたね。関さんは“めんどくさい”とか“帰りたい”とかそういう言葉ばかり教えていて(笑)オパが意味をわかった瞬間“コラッ!”っていう状況になっていました。」
関「“クレイジー”って言われました。(笑)」

Q.キム・スンウさんはどんな俳優でしたか?
中原監督「映画のことをよく知っている人でしたね。」
吹石「正直初めは言葉や文化の問題が心配だったんですが、“一つのいい作品にしたい”という共通の気持ちがあればそんなことは関係ないなと思いました。」

舞台挨拶でもチームワークを思い出すのか、四人はとっても仲よし!
枝元さんの行動に関さんが小声でつっこんだり、関さんがコメント出そうとしてマイクに手を伸ばすと他の三人は手にしているマイクを関さんの口元に近づけてワイドショーの記者のようにしたり。皆楽しそうに白い歯をみせていました。

(hiromi kato)