4月4日(火)BS-iの丹羽多聞アンドリウとキングレコードの山口幸彦がタッグを組み、日本の若手クリエイターのブレイクの場を宣言したJAPANESE BREAKTHROUGH FILMSの記者会見が行なわれ、第一弾となる作品『怪談新耳袋 ノブヒロさん』と第二弾作品『恋する日曜日』の記者会見が行なわれた。

第一弾作品『怪談新耳袋 ノブヒロさん』は、海外でも高い評価を獲得している「怪談新耳袋シリーズ」の劇場版新作。主演・内山理名が演じるシングルマザーの悦子はストーカーとなった霊に狙われ、自分が行かなければ愛娘が連れて行かれてしまうという状況に追い込まれてしまう。

この映画で観て欲しいシーンはどこですか?
豊島監督:「新怪談耳袋はほとんど実話なんです。7割ぐらいが実話なので、その怖さをどれだけ映せるのかが大事でした。人間ドラマとしても楽しめるものとなってます。」
内山:「この映画で初めて子供の母親を演じました。母親としてまだまだ未熟な役なんですけど、自分よりも子供を優先するのは子供のいない今の私には無理ですね。母親ってすごいな、素晴らしいなって思いました。この映画ではホラーにどっぷり浸かりました。もうあんな演技をすることはないかな〜って思います。」

監督にとっては初長編作ですね。
豊島監督:「怖くなければ「怪談新耳袋シリーズ」ではないので、更に怖いモノをどうしたら作れるのか!?と知恵を絞りました。この時期にホラーを作る者にとっては重大なことなんです。その結果がこの作品だと思っていただければいいです。」
内山:「豊島監督は新しいホラーを作り出しました。お化け屋敷みたいな目の前にいきなりくる恐怖が苦手なんですけど、この映画にはもっと深い怖さがあります。ただのホラーじゃないんですよ。」

そして第二弾には青春ラブストーリー『恋する日曜日』が決定している。主演・水橋貴己が演じる晶は幼なじみに密かな恋心を抱いているが、なかなか想いを伝えることができない。切なくて甘酸っぱいラブストーリーだ。

この映画の見どころは?
水橋:「観てる方も切なくなってもらえると思います。」
丹羽多聞:「廣木監督は青春映画を上手く撮る方です。この映画はたった1日の話なんです。「好き」というたった一言が言えない女の子が主人公なんですけど、そのちょっとした話をここまで切なくハートフルに、おもしろく見せれるのはすごいですよ。」

撮られた感想はいかがですか?
廣木監督:「女の子の潔さを上手く描けたと思います。」
水橋:「本当に自然にできました。監督は私のリアルで素な部分を引き出してくれました。」

新人とベテランの組み合わせで傑作を作りたいと丹羽多聞アンドリウは語る。今後JAPANESE BREAKTHROUGH FILMSからどのような人材が誕生するのか注目だ。

(umemoto)

□今夏、シネマート六本木にて同時ロードショー!
『怪談新耳袋 ノブヒロさん 』
『恋する日曜日 』