2月22日(土)テアトル新宿で『ビッグ・リバー』完成披露試写会が行われ、主演のオダギリジョーが舞台挨拶を行った。

ロケがアメリカで行われ、オダギリが単身アメリカに渡ったことについて「ちょうど一年前の正月に日本を出発して、アメリカにも正月に着いたんで街の中が閑散としていて、ちょっと恐怖感を感じて心配だった。スタッフの方も半分NY、半分アリゾナってアメリカの方ばかりで、イメージで勝手な人、自分の仕事以外は興味がない人が多いんじゃないかなと思っていたんですが、自分の仕事以外のことでもみんな助け合っていて、本当にファミリーみたいになった。」と語り、
せりふも全て英語だったことについても「10代のとき留学していて英語で芝居をしていたが、浮きまくっていてトラウマ化していて心配だったが、一つ安心要素だったのが自分の演じる哲平が‘旅行者’という日本人だったので拙くても大丈夫という思いがあった。日本人の若造が何が出来るんだって
みんなが思っていることを感じて、台本以外の+αのことをすることでアメリカ人のスタッフの人たちが刺激をうけてくれ、即興的なことを混ぜることを進めていくうちに周りが‘役者’と認めてくれたのがうれしかった。」と述べた。

作品について「すきまの多い映画だと思う。壮大な風景をみて、トリップしてほしい。あと自分の気持ちを考えながらみてほしい。」とメッセージを送った。

(nagi)
☆5月、テアトル新宿ほか全国ロードショー
『ビッグ・リバー 』