熱狂と感動を巻き起こした最年少ランナーの物語『リトル・ランナー』
2004年のトロント映画祭でプレミア上映され、いつまでも鳴りやまない絶賛の拍手を浴びた『リトル・ランナー』。病気で昏睡状態に陥った最愛の母を失いたくない。そのひたむきな思いを胸に、ボストンマラソン優勝という奇跡の実現に向けて走り出す少年の奮闘を、いきいきと描き出した本作は、自分を信じて何かに立ち向かうことの素晴らしさを、観客の心にダイレクトに訴えかけてくる心洗われる奇跡の物語だ。
12月5日、本作『リトル・ランナー』の舞台挨拶つき試写会がカナダ大使館にて行われ、監督・脚本を担当したマイケル・マッゴーワンと主役の男の子ラルフを演じたアダム・ブッチャーが登壇した。
自らも1985年デトロイトマラソンの勝者でもある、新鋭マイケル・マッゴーワン監督は「最初14歳の男の子がボストンマラソンで勝つというアイデアを思いつき、そこから広げたのが本作です。実際僕もマラソンをやっていたのでランニングシーンはリアルに撮るよう心がけました。」と語る。
また、500人の中から見事主役のラルフ役に選ばれたアダム・ブッチャーは「ものすごく光栄。沢山の俳優の中から僕が選ばれるなんてまさに奇跡だと思ったよ!」と微笑む。それに対して、「僕に少し似てるから選んだんだ(笑)。とにかく彼以外では考えられなかった。彼の存在感に惹かれ、脚本の中のラルフにイメージがピッタリだったんだ。」とアダム・ブッチャーの印象を語る監督。
最後に、「誰でも何かをやりたいと強く願い、一生懸命頑張れば大抵の事はできる!それが実感できる映画です。」とアダム・ブッチャーが力強くメッセージを残した。
(Naomi.Kanno)
※正月第二弾、ロードショー
◇作品紹介
リトル・ランナー