皆で協力して作った夏の青春映画『サマータイムマシン・ブルース』初日舞台挨拶
9月3日(土)、残暑の中、渋谷アミューズCQNにて、『サマータイムマシン・ブルース』の初日舞台挨拶がおこなわれた。200席の会場はほぼ満員。司会は主役の瑛太さんが務め、壇上にてトークを始めると、共演者の佐々木蔵之介さん、ムロツヨシさん、川岡大次郎さん、上野樹里さん、真木よう子さん、そして監督の本広克行さんが次々とにぎやかに登場した。
映画は、ひょんなことからタイムマシーンを手にした大学生たちが繰り広げる珍騒動。劇団「ヨーロッパ企画」の人気舞台を『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』や『交渉人 真下正義』のヒットメーカー・本広克行監督が映画化した。
映画について、
佐々木さん:「過去と未来が混ざったパズルのような映画。もし混乱したらまた違う友達と見に来てください。」
真木さん:「面白がらせる自信があります。楽しんで観に来てください。」
川岡さん:「人を気にせず、ばか笑いしてください。」
叫びながら元気いっぱいで登場したムロツヨシさんは、「2005年、本当の夏が今日からやって来ます。」と暑いコメント。本広監督は、「最初の10~15分はたるいと思うかもしれませんが、しっかり見てください。あとからわかります。」と映画の見どころを語った。
瑛太さんは司会をすることについて尋ねられると、「司会はもう一生やりたくない。大変です。」今後の舞台挨拶では、上野さんと真木さんの女子チームも司会を務める予定。上野さんは「詰まったりするかもしれないが、(京都の舞台挨拶では)兵庫県出身なので関西弁でやります。」と意気込みを語った。
舞台挨拶のあとには、瑛太さん、上野さん、本広監督を前に簡単な質疑応答がおこなわれた。
(役作りのために行なった)合宿について—
本広監督:今回の映画はチームワークを大事にしました。皆でジェットコースターに乗ったり、食事を作ったり、いろいろと協力してもらいました。普通は映画が終わるとバラバラになってしまうことが多いのですが、今回は未だにチームワークをキープしています。
瑛太さん:合宿があってもなくても仲良くなったとは思うが、(合宿のおかげで)より仲良くなれた気がする。
上野さん:皆でいると明るい雰囲気になれた。映画にもその明るさが反映していると思う。
撮影で苦労したことや思い出に残ったことは—
瑛太さん:食べ過ぎのおかげでお腹がでてしまった。そのせいで監督にランニングをさせられる羽目になった。
上野さん:(共演者の)真木さんの部屋で本を読んだり、DVDを見たりずっと2人で一緒でした。
もしタイムマシーンがあったら—
上野さん:現実から逃避したい時に使う。
瑛太さん:乗らない。映画のようなことは起きて欲しくない。
本広監督:自分が生まれてくる瞬間を見たい。そしてクランクイン初日に戻って、もう1度すてきな夏を送りたい。
9月3日(土)より、渋谷アミューズCQN、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国公開中!