その異様な風貌、過激な発言で世の中を挑発し続ける異能芸人、鳥肌実を主人公とした映画、『タナカヒロシのすべて』公開&サントラ発売記念の鳥肌実トークショー&サイン会が行われた。

タナカヒロシとは…かつら工場に勤める32歳独身。会社では同僚や上司との付き合いもすこぶる悪く、プライベートでも無趣味。でもどこか憎めなく、実は意外とモテたりする。でも彼女はいない。一見すれば退屈な毎日を淡々と過ごしているが、彼の一番の望みはまさに誰にも干渉されず平々凡々と暮らすこと。ところが父親の急死を境に、彼の人生はジェットコースターのごとく急直下する。次々とツイてない出来事が彼の身に降りかかり、散々な毎日を過ごすハメに。しかしある出来事をきっかけに、今までの不運を振り払うべく、生まれてはじめて自らの意志である行動にでる。果たして彼の運命は…。

5月7日HMV渋谷店の6階イベントスペース。100人を超えるファンの期待が高まる中、鳥肌実が現れた。登場早々、「昨日は6回たて続けにオナニーしました。」「最近、ヘルペスがいろいろなところに転移し、鼻にまで移った」など、会場は一気に鳥肌実ワールドに。延々と近況を語り続けそうな勢いな鳥肌実に、司会の女性が映画の話へと振るが、映画に出てきた美しい女優さん達全員に、実印を押した婚姻届を渡したなどと、自身の女性への思いを語った。不器用な主人公と異なり、自身は女性と上手く話せないので、スキンシップにむかいます。と司会の女性に抱きつくといった奇行にはしる場面も。映画の中のラブシーンについてはデリバリーヘルス嬢を普段呼んでるから問題はなかったとのこと。トーク後のサイン会では、「今夜は何をするんですか?」とのファンの質問に、「洋モノのポルノをパソコンでダウンロードします」と最後まで鳥肌実節炸裂のイベントとなった。
(T,S)

☆『タナカヒロシのすべて』は、2005年5月14日より渋谷シネクイントほか全国順次ロードショー!

□作品紹介
タナカヒロシのすべて