満員御礼! 壮大な感動ドラマ『北の零年』初日舞台挨拶
「刀を捨てたサムライ 夢を信じる事が最後の武器だった━━━」
北海道の大自然を舞台に、原野開拓に挑む人々の愛と闘いを描く壮大な感動ドラマ『北の零年』。本日、公開初日を迎え、吉永小百合、豊川悦司、柳葉敏郎、石原さとみ、石田ゆり子、香川照之、渡辺謙、MCに奥貫薫と阿部サダヲ、そして行定勲監督が舞台挨拶に登場した。
“冷え込む雨の日”という悪条件ながら、劇場には大勢のファンが駆けつけ、外には長蛇の列も。キャストと監督は、作品を見終え、余韻冷めやらぬ観客に大きな拍手で迎えられた。
夫を信じ、過酷な現状に立ち向かう小松原志乃を演じた吉永小百合さんは、「朝早くからありがとうございます。雪マークが天気予報で出ていたので、何とか降らないようにと祈っていました。冬の間中、毎日雪の中で撮影していましたし、監督のお名前が“ゆき”さだですので心配していましたが(笑)、皆でこうやって公開初日を迎えられて、皆さんと共に喜びを迎えられて、本当に幸せです。夫も帰ってきてくれました(笑)。ありがとうございました。」と、満員の会場に感動した様子で挨拶をした。
小松原志乃の夫小松原英明役の渡辺謙は、この初日のために急遽ハリウッドから駆けつけた。「ちょっと早く着いたものですから、劇場の周りを見ていたんですが、劇場を見たら大勢お客さんが待っていまして。しかも3回目の上映のお客さんとのことで、大変驚いています。このような大きな作品に参加できたことをとても嬉しく思います。2004年は災害など激動の年だったと思いますが、勇気や希望を与え、力づけてくれる映画を皆と作ってこれて、とても嬉しく思っています」と語った。
「僕は雨男なんですね」と切り出したのは、『GO』『世界の中心で愛をさけぶ』などヒット作を連発している行定勲監督。「予報で雪になると聞いて、キレイな雪が降ってくれればそれもいいかなと思っていたのですが、やっぱり雨でした(笑)。撮影はいつ終るんだろうと不安になることもありましたが、こうやって初日を迎えられて嬉しいです」
雪の中半年間続いた撮影で苦楽を共にしただけに、舞台に上がった監督、キャストの皆さんは、今日という日を迎え感動もひとしおだったようだ。最後に「ここでいる皆、幸せな気持ちでおります。本当にありがとうございました」と挨拶した吉永さんの目には涙が光っていた。
(山本)
☆『北の零年』は全国東映系にて公開中!
□作品紹介
『北の零年』