2003年のゆうばりファンタからはじまり、ぴあフィルムフェスティバル、東京ファンタでの上映を経て、今年2月にテアトル新宿で公開され大好評を博した鬼才・井口昇監督の6年ぶりの長編作品『恋する幼虫』が、5月15日からシネマアートン下北沢でのアンコールレイトショーが決まった。
 自身も役者として大人計画の舞台や、最近では『ラッパー慕情』での怪演がすばらしかった井口昇監督が、自主制作としてつくったこの作品は、主演の荒川良々、新井亜樹、松尾スズキ、乾貴美子、唯野未歩子など豪華な役者がほぼノーギャラで出演している。テレビ雑誌「テレビブロス」がananの向こうを張って企画した“好きな男ランキング”で見事1位を獲得した荒川良々が、この作品では今までにない、葛藤やせつない表情をみせているのもまた見逃せない。良々演じる漫画家と女性編集者の気まずい関係が、彼女の顔にはずみで傷をつけてしまったことで奇想天外な展開の純愛ラブストーリーへと転じていくさまが抜群に面白い。まだ観ていない人は絶対おすすめです!(綿野かおり)

<「恋する幼虫」公開記念
「泣ける!トラウマ映画」について語るトークショー(毎週木曜日と金曜日)>

5/20(木) 西村喜廣(「恋する幼虫」「自殺サークル」特殊メイク担当)
        デモ田中(「恋する幼虫」制作総括)
5/21(金) 岸野雄一(評論家・スタディスト)
5/27(木) 宇田川幸洋(映画評論家)
5/28(金) 森直人(映画評論家)
6/ 3(木) 安彦麻理絵(漫画家)
6/ 4(金) 山田広野(活弁映画監督)

※先着10名様にポスターをプレゼント!(販売はしておりません)
※当日12:50より入場整理券を配布致します。

☆『恋する幼虫』はシネマアートン下北沢にてレイトショー!

□作品紹介
恋する幼虫