前売り券が発売されるやいなや、凄まじい勢いで売れてしまった漫☆画太郎原作の映画『地獄甲子園』。公開初日には予想を上回る数の観客が劇場につめかけ即入場不可能になってしまうほどであった。舞台挨拶には監督の山口雄大の他に野球十兵衛役の坂口拓、外道監督役の谷門進士、教頭役の飯塚俊太郎、番長役の小西博之、ゴリ役の土平ドンペイ、ババア役の三城晃子、×ーGUNの西尾秀隆など大勢のキャストが登場し、会場は更なる熱気につつまれた。「画太郎先生グランプリとらせてくれてありがとう」の一文がプリントされた全員お揃いのTシャツは、漫☆画太郎の短編集のタイトル「画太郎先生ありがとう」にちなんでおり、今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭ヤングコンペティション部門においてまさかのグランプリを獲得してしまったことを記念して、賞金で作ったという。山口監督自身、漫☆画太郎の大ファンということもあり、会場の画太郎ファンとの間には奇妙な交歓が生まれていた。「楽しんでもらうためだけに作った映画です。高尚なテーマやメッセージは一切ありませんので。つっこみどころも満載ですし、一切つっこまれることに関しての処理していません。帰りの電車の中で各自つっこんで下さい。(山口監督)」

☆『地獄甲子園』はシネクイントにてレイトロードショー!!
 同時上映には『ラーメンバカ一代』(8分)も!

□作品紹介『地獄甲子園』
□公式頁『地獄甲子園』

(綿野かおり)