節分を前にした2/1(日)、神戸三宮シアター・エートーに「おまめ映画菜」がやって来る。

今回は昼の部、夜の部で上映作品が変わるとのこと。
【昼の部】は題して「おまめ映画菜DEガラガラポン!」過去5作のおまめ映画菜の短編約100本の中から、ガラポン抽選機で出た豆で上映作品が決定という趣向。

一方【夜の部】では、最新作の『おまめ映画菜ラブアンドピーズ』が西日本プレミア上映となる。本作も17人のインディーズ監督たちが勢ぞろい。全作が4分以下のショートムービー集だ。

おまめを表すPeas(ピーズ)はもちろんピース(Peace)にゆるーくかかっている。各監督が考える愛(と平和)とは?


あさいやすし監督の「おまめ映画菜ラブアンドピーズ」オープニングアニメでは、おなじみのかわいいおまめのキャラクターによって愛と平和とその本質が笑いと共にふわりと描かれている。

井上由紀夫監督の『スタンド・バイ・優』では聞こえない少女・優が、母のバースデーケーキを買うためにケーキ屋さんを目指し、1人で小さな冒険に出るという物語。
そんなの1人で大丈夫?という心配は決めつけに過ぎない。
優は自分にできるやり方で、タフに困難を蹴散らしてゆく。

『女探偵・真田の事件簿 ジャージとハンバーグ』では、田中健詞監督版よしもと新喜劇かと思えば、大阪人のDNAを煮詰めたような登場人物たちによる「気付き」という名のシスターフッド映画でもある。

村田啓治監督の『およそなにも生みださないにくしみなんていらないよいいかげん争いなんてやめようよ』は、おそらく日本を二分して「野菜室で液状化したもやしのごとく嫌う派」と「いやいやありだし派」に分かれるが、ラストのカットを見ると、表立って語られないものたちを正面から取り上げた姿にこれだって愛だぜ、と変に納得する。

主宰であるおまめ王子・岩崎友彦監督の『忠実な犬』は、『名犬ラッシー』を超えた珍作だが、これも作品終わりのブリッジを見ると、これが平和なんだ、と気付かされる。

ここに集まったショートムービーたちは、「決めつけ」を笑い飛ばし、逆手にとり、多様な価値観に気付かせてくれる。

各作品上映後は、面白くてもつまんなくても盛大に監督たちにまめを投げるというお楽しみ付き。だって、劇場で映画を観るのは「体験」なんだから!

奇しくも2/8は衆議院議員総選挙。野火明監督の『バージンVS 大統領』のタイムリーなことよ。劇場でおまめを観て、おまめを投げておまめにまみれた観客の皆さんは、自分にとって大切なおまめ(ピーズ)が何かクリアになっているはず。
さぁ、ココロにおまめを持って選挙へ行こう!

(Text:デューイ松田)


『おまめ映画菜 ラブアンドピーズ 2/1神戸三宮シアター・エートー』上映情報

上映:2026年2月1日(日)
・昼の部12:30 おまめ映画菜ガラガラポン ¥1,500
・夜の部17:00 おまめ映画菜ラブアンドピーズ ¥1,500
・昼夜通し ガラガラポン&おまめ映画菜ラブアンドピーズ ¥2,800

場所:神戸三宮シアター・エートー

チケット: 前売1,500円(当日1,800円)前売2,800円(当日3,400円)
前売券はpeatixにてhttps://peatix.com/event/4720401/view

参加監督(順不同)

岩崎友彦(主宰/おまめ王子)『忠実な犬』

小山田織音『JTS』

米澤成美『骨噛み』

野火明『バージンVS 大統領』

小林でび『LOVE VS PEACE』

やぶさきえみ『Hand over your XXXX』

西田知司『励ますアプリ』

そめやゆか『妖精の恋』

田中健詞『女探偵・真田の事件簿 ジャージとハンバーグ』

春匠(春田順一・大下順子・石田アキラ)『Love & Peace』

東海林毅『コロナの昼下がり』

あさいやすし『PEANUT TWO』

顔ジャワ『おしり女学生』

中井克也『だったネコ かっぱくんのホットケーキ』

シネマッツン(松岡峻)『KOKORO』

井上由紀夫『スタンド・バイ・優』

村田啓治『およそなにも生みださないにくしみなんていらないよいいかげん争いなんてやめようよ』