MONGOL800が2001年にリリースしたアルバムに収録された楽曲「小さな恋のうた」。平成で最も歌われた男性アーティストによるカラオケランキング1位に輝き、世代や性別を問わず今なお歌い継がれているこの名曲から生まれた映画『小さな恋のうた』が遂に5月24日(金)より全国公開いたしました!幾度となく沖縄で取材を重ね、8年にも及ぶ時間をかけて完成した物語は、MONGOL800の楽曲の数々に込められた知られざるメッセージを導き出し、二つの国と共に生きる若者たちの“生きた青春”を描きます!
 そしてこの度、公開を記念して舞台挨拶が行われました。撮影前から半年以上のトレーニングを経て撮影に挑み、1カ月半のオール沖縄ロケ、そして宣伝期間中のバンド活動など、長きにわたって濃密な時間を共に過ごしたキャストたち。ついに公開を迎えた心境を、それぞれの言葉で語りました。さらには本家 MONGOL800 のサポートメンバーでもあり、ボーカル&ベースのキヨサクからの頼みで「ちい恋バンド」の楽器や歌唱のトレ ーナーも務めた、宮内陽輔(ヨ―スケ@home)から、ここまで頑張った彼らへサプライズで手紙のプレゼントが!恩師からの手紙に、キャストたちは感極まって言葉が詰まり、涙を流す一幕も。話すことがままならない佐野に、森永が助け舟を出すなど、彼らの築いてきた絆の強さも垣間見えました。さらにはスタッフ、観客もつられ泣き、大盛り上がりのイベントとなりました!
 夢や本作の感想を投稿していただき、みんなで繋がる「100万人の小さな恋のうたプロジェクト」の参加者も公開初日、遂に100万人を突破!『小さな恋のうた』の躍進は止まりません!!

【日 程】 5月25日(土)
【会 場】 新宿バルト9 シアター6
【登壇者】 佐野勇斗(21)、森永悠希(22)、山田杏奈(18)、眞栄田郷敦(19)、鈴木仁(19)、トミコクレア(18)、
橋本光二郎監督

沖縄出身の3人組ロックバンド・MONGOL800による不朽の名曲を基にした映画『小さな恋のうた』が5月24日についに全国公開された。その翌日25日には東京の新宿バルト9で公開記念舞台挨拶が行われ、主演の佐野勇斗、共演の森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁、トミコクレア、そして橋本光二郎監督が参加した。
物語の舞台は、フェンスを隔てて一つの土地に日本とアメリカが存在する沖縄の小さな町。プロデビューが決まった高校生バンドが、米軍基地内に暮らす孤独な少女のために「小さな恋のうた」を届けようとする様を描く。バンドメンバーを演じたキャストらは半年以上前から楽器のトレーニングを積んで撮影に挑み、1ヶ月半のオール沖縄ロケを敢行した。
ボーカル担当・真栄城亮多役の佐野は楽器練習を振り返り「まあ~難しかった!」と苦笑いするも、MONGOL800のメンバー・キヨサクからベースをプレゼントされたそうで「これはやるしかねえぞ!と。それがきっかけで頑張ることができた」とキヨサクからの粋な計らいに感謝。ドラム担当・池原航太郎役の森永からは練習中に怒られたそうだが「それが悔しかった」とぶっちゃけつつ、「でも彼とは付き合いも長いので、それもあって練習を頑張ることができた」と発破をかけられたようだった。
その森永もMONGOL800のメンバー・髙里悟氏からドラムスティックをプレゼントされたといい「あとは託したと言われて、その熱意もあってか、一ヶ月くらいでもらったスティックが折れた」と回想。苦労した点は「リズムのテンポを管理しなければいけないので、ずっとメトロノームの音を聞いていた。本当に地獄だった」と知られざる舞台裏を明かした。ギター担当・譜久村舞役の山田は「ギター初心者だけどギターも歌も楽しく続けることができた。でも眞栄田さんがどんどん上達されるので、そこは負けないようにと意識した」と眞栄田との良きライバル関係が吉と出たようだった。
亮多の親友でギター担当・譜久村慎司役の眞栄田は本作で俳優デビューを飾り「自分の人生を変えたと言っても過言ではない作品。この作品に出合わなければこの世界にいることはなかった」とシミジミ。楽器の練習期間は「練習のたびに杏奈ちゃんが上手くなっていくのが悔しかったし、歌のキーが出なくて自分の声域を広げるのが大変だった」と語り、試行錯誤の連続だったよう。
ベース担当・新里大輝役の鈴木は「音楽に対する苦手意識があって苦労したけれど、みんなとの合同練習のときに成長を実感できた」と笑顔を浮かべた。
米軍基地で育ったLISA CREWSON役のトミコクレアはバンドメンバーの雄姿に「みんな凄いです!皆さんの歌に私もとってもハッピーになりました。みなさんのファンです!」と健闘を称え、橋本監督も「楽器を渡すところから始めて、僕はみんなに『やって!』というだけだった。でもみんなで集まって一人ずつどんどん上手になっていく姿に感動した」とキャスト陣の努力に目を細めていた。
そんな中、本家 MONGOL800 のサポートメンバーでもあり、ボーカル&ベースのキヨサクからの頼みで「ちい恋バンド」の楽器や歌唱のトレーナーも務めた、宮内陽輔(ヨ―スケ@home)からの手紙がサプライズで読み上げられた。「初めてのお芝居だから楽器は上手にと、毎回自主練を頑張ってくれた」と知られざる努力を労われた眞栄田は、大粒の涙を流して大号泣。山田も「男性キーの曲を見事にやり切った。芯の強さに救われた」と評されて涙を流した。
佐野は手紙で「お調子者のキャラだが、何倍もみんなを気遣ってくれる人。凄いお兄ちゃん。体調が悪い時も全力で歌ってみんなを引っ張ってくれた」と人柄を称えられると、目に涙を浮かべながら「やばいですね、ちょっと。陽輔さんは僕らにとっては大きな存在で、陽輔さんがいるからこそ頑張ろうと思えた。ぶつかったこともあったけど…」と振り絞るように話すも、耐えきれずに号泣。それを引き取って森永は「楽器講師陣は僕らにとって大きな存在で、熱意を持ってやってくれた。講師の皆さんがいてくれなければ、バンドとして成り立たなかったはず」とバンドメンバーを代表して思いを述べた。
最後に佐野は「たくさんの人の想いが詰まった作品なので、多くの方に愛される映画になってほしい」とアピールし、橋本監督は「歌詞の中に“優しい歌は世界を変える”という歌詞があるが、映画にもそういう力があると信じて作りました。僕らが作品に込めた想いや祈りが日本中、世界中に響き渡ってくれたら嬉しい」と大ヒットを願っていた。

【Credit】
出演: 佐野勇斗、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁、トミコクレア/世良公則 他     配給:東映
監督: 橋本光二郎 『orange-オレンジ-』(15)、『羊と鋼の森』(18)、『雪の華』(19)
脚本: 平田研也 『つみきのいえ』(08)、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』(17) Inspired by the songs of MONGOL800
◆想いを叫ぼう!100万人の小さな恋のうたプロジェクト実施中!(http://www.chiikoi.com)