今月22日(水)から5日間に渡り、ドイツ・ハンブルクで開催される『第20回ハンブルク日本映画祭』にて、先月公開された「星に語りて~Starry Sky~」で長編映画初監督を務め、近年、ドキュメンタリードラマや短篇映画での台頭が著しい、実力派の新鋭、松本動(ゆるぐ)監督の短篇作品「公衆電話」と「カセットテープ」の2作品が公式上映される事が発表されました。

上映作品の1つ「公衆電話」(英題:PAY PHONE)は、既に国内外30以上の映画祭を席巻し、グランプリ3つを含む11冠を獲得している話題の短篇映画で、その続編として制作されたもう一つの上映作品「カセットテープ」(英題:CASSETTE TAPE)は、新鋭監督の登竜門『八王子Short Film 映画祭』の第6回開催にて、グランプリと観客賞のW受賞を果たし、更には約四半世紀続く歴史ある映画祭『第23回横浜映像天国』ではグランプリと主演女優賞のW受賞を獲得するなど、どちらも快進撃を続けており、「カセットテープ」は今回の上映がインターナショナルプレミアとなります。

商業映画の世界で助監督をしていた経歴を持つ松本動監督の短篇映画は、プロの現場で培った演出力に加え、プロのスタッフにより構成され、自主映画でありながら商業映画に勝るとも劣らない、非常に完成度の高い短篇映画を創り続けている。主演の父娘を演じるのは、映画やTVドラマだけでなく、CMや舞台などで活躍する菅井玲と入江崇史。二人はいずれもインディーズ映画にはあまり出演して来なかったが、「公衆電話」への出演を機に、活躍の場をインディーズ映画の世界にも拡げ、出演作品を増やし続けているが、それを物語るかの様に、『ハンブルク日本映画祭』では他にも出演作品が共に上映される。菅井玲は、「STEEL ANGIE」(夜西敏成監督)、入江崇史は、「プラネット・オブ・アメーバ」(越坂康史監督)である。この度、公式上映決定にともない、予告編、キービジュアル、劇中写真、メイキング写真を解禁いたします!

【 「公衆電話」「カセットテープ」映画祭上映詳細 】
「公衆電話」作品紹介ページ(https://jffh.de/de/festivals/20-jffh-2019/pay-phone.html)                  
上映日時(現地時間):5月24日(金)20:15~21:45 会場:STUDIO-KINO

「カセットテープ」作品紹介ページ(https://jffh.de/de/festivals/20-jffh-2019/cassette-tape.html)             
上映日時(現地時間):5月25日(土)13:30~15:30 会場:STUDIO-KINO

【 松本動 監督メッセージ 】   
遠く離れたヨーロッパの地、ドイツ・ハンブルクで20回目の記念開催となる歴史ある映画祭『ハンブルク日本映画祭』に、私の短篇2作品を上映して頂くことは、大変光栄であり名誉な事だと思っております。                      私の作品をドイツの方々が鑑賞した時、はたしてどの様な印象を抱くのか、とてもドキドキしますが映画祭を楽しんで参ります。

【「公衆電話」 あらすじ 】
アラサー女子・咲のスマホに、公衆電話から突然の着信がある。その相手は離れて暮らす父の静夫だった。久しぶりに再会した似た者同士の不器用な二人―――。                                                  そんな二人の想いが交差する、ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、一夜の小さな物語。

《 作品概要 》
タイトル:公衆電話 〈2018年/FullHD/カラー/ステレオ/シネマスコープ/16分〉       
            
公式FB 〈https://www.facebook.com/kousyuudennwaShortMovie/?ref=bookmarks〉                                
コピーライト:Ⓒ松本動 〈松本動 official web site:https://kourui6.wixsite.com/yurugu〉                                     
出演者:菅井玲、入江崇史、貴玖代                                                    
企画・製作:松本動、撮影:池田直矢、録音:西岡正巳、音楽:鈴木光男、助監督:大滝朋恵、脚本・監督:松本動

【「カセットテープ」 あらすじ 】 ※「公衆電話」の続編
アラサー女子・咲の、恋と愛の物語。恋人・彬から念願のプロポーズを受け、二人は一緒に父・静夫のもとを訪れるが…。                                                 
そんな父娘の心を、懐かしい音楽の詰まった想ひ出のカセットテープが、ゆっくりゆっくりと紡いでゆく。              
ごくごく普通の、ごくごくありふれた父娘の、どこにでもありそうな、娘の結婚にまつわる、小さな小さな物語。

《 作品概要 》
タイトル:カセットテープ 〈2019年/FullHD/カラー/ステレオ/シネマスコープ/23分〉                          
公式FB 〈https://www.facebook.com/kousyuudennwaShortMovie/?ref=bookmarks〉                                
コピーライト:Ⓒ八王子日本閣                                                         
出演者:菅井玲、入江崇史、大迫一平、貴玖代、相馬有紀実、佐藤実乃莉、ハルキ堂バンド                  
製作:八王子日本閣、撮影:鈴木雅也、照明:古橋孝映、録音:西岡正巳、音楽:鈴木光男、脚本・監督:松本動

《 松本動 監督 紹介 》
監督:松本動(まつもと ゆるぐ)プロフィール  〈松本動 official web site:http://kourui6.wixsite.com/yurugu〉                                                
東京都出身。フリーの助監督として多くの監督たちの作品に従事し、大林宣彦監督「花筐/HANAGATAMI」では監督補佐を務め、同作の予告編も手掛けている。                                              現在は監督業に専念し、ドキュメンタリードラマや乃木坂46のショートムービーなどの監督を務めるなど、社会派からアイドルまで、幅広い映像分野で活躍しながら、意欲的に短篇映画も製作しており、2018年製作の「公衆電話」は、米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭『ショートショートフィルムフェスティバル&アジア/SSFF&ASIA」にて、ベストアクター賞を受賞するなど、国内外30以上の映画祭を席巻し、3つのグランプリを含む11冠に輝く新進気鋭の実力派監督。

4月にアップリンク吉祥寺で公開となった初の長編監督作品「星に語りて~Starry Sky~」は、2011年の東日本大震災の際、障害者の置かれていた知られざる実情を実話をもとに描き、当初一週間の限定上映であったが好評を博し、三週間の延長上映となり、現在は全国各地にて順次上映がスタートしている。

「公衆電話」予告篇
https://www.youtube.com/watch?v=EilzaBdIq8Q

「カセットテープ」予告篇
https://www.youtube.com/watch?v=CcoF_CGm0Xk