『アリスのままで』のウォッシュ・ウェストモアランド脚本・監督、『はじまりのうた』のキーラ・ナイトレイが主演を務める『コレット』が5月17日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館他にて全国ロードショーとなります。

フランス文学界で最も知られ、時代を作り上げたアーティストとしても今なお人々を魅了し続ける女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの半生を映画化した『コレット』が5月17日より全国公開される。公開直前の5月9日にはスペースFS汐留にて、美容家のIKKOさんとモデルでタレントのアン ミカさんによる、映画『コレット』特別トークイベントが開催された。

【映画『コレット』特別トークイベント】
実施日:5月9日(木)
会場:スペースFS汐留
登壇者:IKKOさん(美容家)、アン ミカさん(モデル・タレント)

自らの生き方を貫いた主人公・コレットにリスペクトを込めて、矢羽などがデザインされた着物姿で登場したIKKOさん。「令和~!」と元気よく発声して「コレットの生き方に感動して3回本編を観ました。フランスが舞台にもかかわらず、セリフは英語だけど全然気にならなかった。人生の道しるべ~」と没入した様子。一方、コレットのスタイルを参考に色鮮やなファッションで登場したアン ミカさんは「コレットの内面の変化とともにファッションも変化しているのも見どころ。男性性と女性性がファッションに現れているのも良かった。人生の中で何度も噛みしめたい深みのある映画」と絶賛だった。
コレットという人物像に関してIKKOさんは「感性で生きた方であり、自分流に人生を変えていく力を持っているアーティスト性の高い人」と分析し「私なんか天真爛漫で自由奔放なだけ。でも好きなことをやっているから苦しく感じない。それはコレットの生き方と同じ」と感銘を受けていた。アン ミカさんも「物おじせずに自分というものを持っている人。理性と知性を持って、人を魅力だけで判断する。コレットのあり方は令和の未来の多様性にもピッタリ。それを100年も前に実現されているのは凄いし、どの時代に存在しようともコレットはコレットでしかない。友達になりたいくらいカッコいい」とその先進性に目を見張っていた。

コレットの才能を見出した14歳年上の夫ウィリーについて「自分勝手な男だけど小説家をプロデュースする能力はあった」とIKKOさんが認めると、アン ミカさんも「男性優位の時代、彼がいなければ女流作家であるコレットは誕生しなかったはず」と立役者としてリスペクト。ただアン ミカさんは実際にウィリーのような男性に言い寄られたら「ないな」とピシャリ。一方のIKKOさんは「尊敬していれば付き合うかしら。自分にないものを持っている人って魅力的。ピュアな気持ちで彼に惹かれたのもうなずける」とコレットの当時の心情を理解していた。
イベントが実施された5月9日は“May”と“ク”であることから、“メイクの日”と呼ばれている。これにIKKOさんは「わかりやすい~!」と爆笑しながら、令和のメイクトレンドについて「令和の時代は素材となる肌を綺麗にして整えるのと、心を綺麗にするのが二本柱になるはず。私もこの歳になって立っているだけで人物像が浮き彫りになるという実感があるので、心を綺麗にしていきたい」と明かし「心磨きと素材磨き。それが令和のメイク術」と締めた。

最後に劇場公開に向けてIKKOさんは「これから先は自分らしく生きていくのが大切になる時代。それを本作から教わりました」とアピール。アン ミカさんも「令和になって益々世の中は便利になっていくけれど、だからこそ相手をおもんぱかり、思いやりを持って生きたい。映画の中のコレットのように、その人らしさを尊重していくのが大事だと教わった」と思いを込めていた。
最後、フォトセッションの時間にマスコミから笑顔を求められると、IKKOさんは「コレット~!ベル・エポック~!伝説~!」と決めの言葉で会場を沸かせた。

監督:ウォッシュ・ウェストモアランド(『アリスのままで』) 脚本:リチャード・グラッツァー、ウォッシュ・ウェストモアランド、レベッカ・レンキェヴィチ キャスト:キーラ・ナイトレイ、ドミニク・ウェスト、フィオナ・ショウ、デニース・ゴフ、エレノア・トムリンソン ほか 配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
© 2017 Colette Film Holdings Ltd / The British Film Institute. All rights reserved.
2018年/イギリス・アメリカ/カラー/ 英語/ 111分 / シネマスコープ / 5.1ch/PG12/字幕翻訳:山門珠美/字幕監修:工藤庸子 公式HP:http://colette-movie.jp
配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES