有村架純と坂口健太郎を主演に迎え、人間ドラマの名手・岡田惠和が紡ぐ究極のオリジナルヒューマンラブストーリー「連続ドラマW そして、生きる」がWOWOWプライムにて今夏放送する。
本作で描かれるのは、東北と東京を舞台に、過酷な運命を生きた2人の男女・瞳子と清隆、そして彼らと巡り合わせた人々の人生を描いた珠玉の感動作だ。
愛とは―。そして、生きるとは―。

主人公・瞳子役を演じるのは連続テレビ小説「ひよっこ」で岡田惠和とタッグを組んだ有村架純。日本を代表する国民的女優となった有村は「連続ドラマW海に降る」から4年、待望の連続ドラマ W 出演となる。もうひとりの主人公、清隆役を演じるのは映画、ドラマ、舞台と活躍の場を広げ、今最も旬な若手俳優である坂口健太郎。WOWOWへのドラマ出演は初となる。また、脚本には連続テレビ小説「ひよっこ」などを手掛けた岡田惠和。監督は大ヒット映画『君の膵臓をたべたい』(17)や話題作『君は月夜に光り輝く』などでメガホンをとった月川翔が連続ドラマWで初の演出を手掛ける。
岩手県盛岡市は、本作の重要な舞台のひとつ。主人公・瞳子(有村架純)が生まれ育ち、女優を志すようになった地であり、震災後に気仙沼でのボランティア活動で出会ったもうひとりの主人公・清隆(坂口健太郎)と心を通わせあう重要なシーンの撮影を盛岡市で行った。そしてこの度、東北の地から二人のコメントがこの度、届いた。

本作の台本について有村は「悪い人が出てこない、岡田さんらしい台本だなと思いました(笑)。“そして、生きる”というタイトルの通り、ひとりの登場人物の人生がちゃんと描かれている印象が強かったです。それぞれの心情が繊細で、しっかり考えて演じないと浅いものになってしまうと感じたので、細部まで汲み取れるように読ませていただきました。」
と話すと、坂口は「僕は岡田さんとご一緒させていただくのはこの作品が初めてでした。登場人物一人一人の感情が丁寧に描かれている台本で、東北の地にきて清隆の気持ちがより理解できた部分もありますし、綺麗ごとだけではない“生きていくということ”を改めて考えされられました。その場所で生きている瞳子と清隆の関係性を美しく出せていけたらいいなと思いました。」と印象を語った。
お互い共演を重ねる中、有村は「こうして何度もご一緒させていただけることはなかなかないですし、年を重ねていく中でその瞬間を一緒に過ごせるのは貴重な存在だなって改めて思いました。いつお会いしてもナチュラルな坂口君がいてくれて、現場では盛り上げてくれるムードメーカーでもあったりして、平和な気持ちでいられますし、楽しくやらせていただいています。役者さんとしては監督とよくお話していたりとか、役について深く考えながら真摯に取り組んでいる印象がありますね。」と絶賛すると坂口は「ありがとうございます(笑)。」と照れながらも有村について「有村さんとご一緒させていただいた作品は、僕にとって大切ものになっていますし、特に印象に残っているキャラクターは有村さんとご一緒することが多いなと今回ドラマの本を読んで思いました。自分にもすごく影響を受ける役をやっている時に有村さんがそばにいてくれるなという気がします。有村さんは初めてご一緒した時からその役をちゃんと生きている女優さんだなと感じています。」と褒め称えた。

盛岡市でのロケについて「盛岡は今回が初めてです。寒さが東京とは違うなと感じていましたが、現地の方々と触れ合うと力強さやとても寛大で器の大きい方たちがたくさんいらっしゃる印象でした。お支度でお借りしている場所の方々も温かいご飯を用意してくださったりとか、心遣いが素晴らしいですし、本当に有難いです。」と有村が話すと「僕は東北の家系が多いのですが、一歩引いたところから見ていてくれて、そして、すごく心を尽くしてくれる印象がありましたね。有村さんが仰ったように、すごく些細なことかもしれないけど、現場で温かいご飯をいただいて、それだけで嬉しいし気持ちになります。エキストラさんにもご協力いただいて、現地の方々とすごく良い映像を撮らせていただいていると思います。」と、お互い現地の方々の労いに感動している様子。

最後に「この作品は 3.11 をきっかけに、そこにいた若者たちがどんな選択をして、どんな人生を生きていくのか、重いテーマではありますが、でもそれを人間らしく美しく描いている作品だと思います。東北の景色、風景をお借りしながら、美しい映像をぜひみなさんに見て頂きたいと思いますし、それぞれがどういった大人に成長していくのか、温かい気持ちで見守っていただけるといいなと思います。」と、有村が話すと坂口も「盛岡や気仙沼の地でその空気に囲まれて撮らせていただけるのは僕らにとって本当に有難いことだと感じています。役を生きて、美しい映像とその想いや心情をちゃんと描いていければたくさんの方々に響く作品になると思うので、丁寧に、丁寧に作り上げていきたいと思います。ぜひ楽しみにしていてください。」と、言葉を結んだ。

<ストーリー>3歳の時に交通事故で両親を亡くした生田瞳子(有村架純)は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られる。天真爛漫に育った瞳子は、時に地元のアイドルとして活躍することもあり、いつしか女優を志すようになっていた。
そして、19歳になった瞳子は、東京で開催されるオーディションに覚悟をもって挑もうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。その年の秋―。瞳子はカフェで一緒に働いている韓国人のハンとともに、気仙沼でのボランティア活動に参加する。瞳子はそこで、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口健太郎)と出会う。穏やかで整然と現場を取り仕切る清隆だったが、瞳子はなぜか彼のほほえみに違和感を覚えていた。清隆自身もまた過酷な運命を背負っていることを、瞳子は知る由もなかった。そして気仙沼での日々をともに過ごした瞳子と清隆はいつしか互いに特別な感情を抱いていく―。

脚本:岡田惠和(連続テレビ小説「ひよっこ」「最後から二番目の恋」ほか)
監督:月川翔(『君は月夜に光り輝く』『君の膵臓をたべたい』ほか)
出演:有村架純 坂口健太郎 ほか
特設サイト:https://www.wowow.co.jp/dramaw/ikiru/