快晴のもと、いよいよ「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」が3月7日(木)に開幕しました!

29回⽬を迎える今年は、例年に増して幅広いジャンルの話題作やイベント、ゲストが揃いました。

まずは14:43、夕張駅に映画祭特別列車が到着すると、恒例の「おかえりなさい!」の挨拶と共に、市民の皆さんが仮装したり温かな「ぽっかレモン」を手渡すなどしてお出迎え。⽜嶋新⼀郎監督、松本まりかさん、古川雄輝さんらゲストの顔も思わずほころびます。7年ぶりの復活となった映画祭特別列車も主役の1つ。新夕張駅からゲスト、マスコミ、一般客、計180名を夕張に運び、3月末の廃線を控えての最後の晴れ舞台となりました。

17:30、予定より少々遅れてオープニングセレモニーがスタート。
2019映画祭のイメージソング「ファンタスティック・マジック」を使用して飯塚貴士さんが制作したアバン映像に続き、そのイメージソングを歌うラウフェンが登場。ファンタスティックを体現するようなメロン熊のかぶりものと魔女の仮装で登場した彼らが、同曲で会場を盛り上げました。

MCが登場し、「皆さん、おかえりなさい!」と歓迎の挨拶。続いて、深津修一エグゼクティブ・プロデューサーによる開会の挨拶があり、「平成が終わり、冬の開催は最後と映画祭の環境も変わる。この映画祭を永く続けていくためには自分たちも変わらなければ」という旨をコメント。

会期中の上映作品の説明を経て、「ニューウェーブアワード 」の表彰式へと続いていきました。

輝かしい活躍を見せる俳優やクリエイターを、「新しい波(ニューウェーブ)」を起こしてほしい気持ちを込めて表彰するものとして設立された「京楽ピクチャーズ.
PRESENTS
ニューウェーブアワード表彰式」。6回目となる今回の受賞者は、(写真左から)古川雄輝さん(男優部門)、松本まりかさん(女優部門)、⽜嶋新⼀郎監督(クリエイター部門)。3名には、小樽のガラス造形作家・木村直樹さんがこの日のためにデザインしてくれたガラスのトロフィーが贈られました。

【受賞者コメント】

⽜嶋新⼀郎監督

「ただいま! 数々の先輩監督たちが表彰されてきた賞をいただき、身の引き締まるです」

古川雄輝さん

「これからも1つ1つの作品に真剣に向き合っていこうと思います」

松本まりかさん

「女優人生19年めで初めていただいた賞。見る人をわくわくさせる存在でありたいと思います」

その後、新夕張保育園の園児たちによる花束贈呈、小網敏男・映画祭実行委員長による開会宣言を経て、18:30からは、オープニング作品には、キム・ギドク監督、チャン・グンソク主演の幻の問題作『人間、空間、時間、そして人間(仮題)』を上映。

見逃すともう、二度と見られないかもしれない作品とあって、多くの方が訪れました。