この度、2019年2月22日(金)公開、映画『血まみれ助版チェーンソーRED』(配給:プレシディオ)より、2月22日(金)ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて、公開記念初日舞台挨拶が行われました。
『月刊コミックビーム』(KADOKAWA)で連載された三家本礼による痛快アクション漫画を原作に、2016年に公開された映画『血まみれスケバンチェーンソー』のリブート版として蘇った『血まみれスケバンチェーンソーRED』。本作が2月22日(金)に公開を迎え、前編と後編の上映の合間に、主演の浅川梨奈、あの(ゆるめるモ!)、山口ヒロキ監督が登壇しての舞台挨拶が行われた。

壇上で、浅川さん演じる鋸村ギーコの必殺技“つらぬきのチェーンソー”を実演するという大イリュージョンまで展開され、さらには佐野いずみも舞台挨拶に飛び入り参加! 会場は大きな盛り上がりを見せた。

前作では、今作でナレーションを担当している内田理央がギーコ役を演じており、作品ともども高い評価を受けたが、浅川さんはギーコを内田さんから引き継ぐことに「プレッシャーはありました」と述懐。「内田さんとはまた違ったギーコを演じることできるんじゃないか? とあえて前作を見ずに、原作を頼りに役作りをしていきました。撮影が全て終わった後に前作を拝見して、本作と違う部分もあれば、通じる部分もあるんじゃないかと感じました」と明かす。さらに「劇中のギーコの『やれやれだぜ』というセリフは、もともと台本では『やれやれだな』とあるのですが、ギーコなら『だぜ』という言い方をすると思ってそうしましたが、内田さんも同じようにされていたと聞いて、同じ気持ちでできてるのかなと嬉しくも思いました」と手ごたえを口にする。

ギーコの前に立ちはだかる同級生のネロを演じたあのさんは「お話をいただいて、原作のネロと自分がだいぶかけ離れていて、なるべく寄せるように、表情、メイクも含めて頑張りました。狂気的な部分だけじゃなく、ネロの孤独などの心情のメリハリつけるように監督と相談しながらやりました」と振り返った。
山口監督は前作との違いについて「一番の違いは、最初から4DXを意識して作り始めたというところ。4DX寄りのストーリー展開になっていて『ここで水を出したいからこういう展開』という感じで悪ふざけ感がすごいです!」と強調。先週まで韓国で仕上げ作業を行ない、ギリギリで4DX版が完成したというが「普通の4DXでは体験できない悪ふざけ、嫌がらせみたいな演出が盛り込まれています!」と自信をのぞかせた。
まさに監督の言葉通りの“悪ふざけ”は、この日の舞台挨拶の壇上でも展開! ギーコのチェーンソーで、あのさんが浅川さんの身体を貫くというトンデモ大イリュージョン企画が行われた…。このための装置を福岡から運び込んだと聞いて、浅川さんは「いくらかかったんですか? 送料…」とあきれた表情で「わけがわからない…(苦笑)」を連発!

あのさんは、この日、初めて持ったというギーコのチェーンソーを手に「つらぬきのチェーンソー!」という掛け声とともにイリュージョンを実演! 見事に(?)装置の後ろから差し込まれたチェーンソーの刃が浅川さんの身体を貫き、会場は笑いと拍手に包まれた。

さらにあのさんは、今度は「つらぬきのあの!」と叫び、チェーンソーではなく自らの肉体で浅川さんの身体を貫くという荒業を敢行! イリュージョンを終えて、あのさんは「今年イチ、楽しかったです。『わけわかんねー』と思いました」と楽しそうに語り、浅川さんは「誰か、これの正解を教えて!」と最後まで困惑しっぱなしだった。

最後の報道陣向けの写真撮影では、後編から出演する佐野いずみさんも劇場スタッフにまぎれて壇上に乱入! 「後編は、新たなキャラがまた何人も入ってくるので注目して見てください」とアピール。あのさんは「血まみれになっておりますので、ぜひみなさんも血まみれになってください」と謎めいた呼びかけで笑いを誘う。

浅川さんは「前作よりもさらにパワーアップしています」と語り、「目指せ『カメとめ!』打倒!で頑張っていきたいと思います」と本作同様に小規模公開でスタートしながらも大ヒットを記録した『カメラを止めるな!』と引き合いに、さらなる広がりへの希望を口にしていた。

『血まみれスケバンチェーンソーRED』は公開中。