日本歯科医師会の全面協力のもと製作された歯科医療をテーマにした映画『笑顔の向こうに』は、2月15日(金)より全国のイオンシネマにて全国公開がスタートいたしました。
本作は、第16回モナコ国際映画祭コンペティション部門にて正式出品し、“エンジェルピースアワード(最優秀作品賞)”と共演の丹古母鬼馬二が助演男優賞を受賞。ダブル受賞の快挙を果たし、国内外でも注目を集めております。

2月16日(土)、イオンシネマ シアタス調布 スクリーン 10にて公開記念舞台挨拶が実施されました。
本日の公開記念舞台挨拶には、主演:高杉真宙をはじめ、ヒロイン:安田聖愛、共演:佐藤藍子が登壇いたしました。

■東京・公開記念 舞台挨拶オフィシャルレポート■
<日 程>  2月16日(土) 
<時 間>  11:00〜11:30
<場 所> イオンシネマ シアタス調布 スクリーン 10
      (東京都調布市小島町2-61-1 トリエ京王調布C館)
<登壇者>  高杉真宙、安田聖愛、佐藤藍子
<司 会>  八雲ふみね

日本歯科医師会の全面協力のもと製作され、歯科医療の現場をテーマに若者たちの成長を描いた映画「笑顔の向こうに」の公開記念舞台挨拶が16日、東京・イオンシネマ シアタス調布で行われ、主演の高杉真宙、共演の安田聖愛、佐藤藍子が登壇した。

 本作の内容にちなみ、自身が経験した中で印象に残っている歯医者エピソードを尋ねられると、主人公の歯科技工士・大地役を演じた高杉は「小さい頃から歯医者に通っていたんですけど、怖いという記憶がなくて、口の麻酔がすごく好きでした」と打ち明けて会場の笑いを誘い、「麻酔が終わった後の口をずっと触っていましたし、うがいも好きなんですけど、うがいをしても(口から水が)ダーってなるのが楽しかったことを覚えています(笑)」と回顧。

 一方、新人歯科衛生士・真夏役を演じた安田は「(高杉と)真逆で、小さい頃に歯医者が苦手で、歯医者でギャン泣きしていましたね。麻酔が好きとかはなかったです(笑)」といい、「痛いことをされる場所って思うから怖かったですね。でも今はさすがに怖くないです。大人になりました」と笑顔を見せ、大地の母親・五十嵐歌織役を演じた佐藤は「先生に恵まれて、子どもの頃から今でも歯医者に行くのが好きなんですが、1本だけ虫歯じゃない理由で神経を抜いちゃったんですけど、それが自分の体に申し訳ないなって思います」と語った。

 また、高校の同級生である高杉と安田は、本格的に共演したのは本作が初めてだったそうで、改めて共演した感想を聞かれると、高杉は「なんとも言えない気まずさはありましたね。お互いなんとなく学校の生活を知っている状況で、仕事モードの自分で会うというのは恥ずかしいですね。僕も(仕事モードの安田を)見ていて正直恥ずかしいです」と吐露し、逆に、恥ずかしさはなかったという安田は「やりづらさはすごくありました。普段、自分が仕事をしている場に友だちや同級生がいることはないなので、その違和感は感じましたけど、同じ職業なので、その恥ずかしさみたいなものは、私は捨てさりました」とキッパリ答えた。

 劇中では、そんな2人が演じる大地と真夏が江ノ島でデートをするシーンがあるが、自身にとっての理想のデートについて質問されると、高杉は「普通に遊園地デートとかやってみたいですね。楽しそうですね」と目を輝かせ、遊園地でどんなことをしたいか追求されると「ジェットコースターもベタでいいですね。観覧車もベタでいいですね。王道にベタを進みたい!」と願望を告白。対して、インドア派という安田は図書館デートと挙げ「お互いに好きな本を選んで、無言にはなりますけど読んで、好きなタイミングで会話できるようなゆったりしたデートがいいかなって思います」と大人な回答をすると、高杉は「なんか余裕がありそうでいいですね」と羨望の眼差しで安田を見つめた。

 さらに、本作のタイトルにちなみ“笑顔になれること”を尋ねられると、佐藤は「自分の周りの人が笑顔でいてくれると嬉しいです。苦しそうだったり辛そうだったりしているときに、自分が助けられるかわらかないというのが1番辛いので、周りにいてくれる人が笑顔でいてくれるだけでいいです」としみじみと語り、安田は「仲のいい友だちと会えたときが1番笑顔ですね。私は常にテンションが一定なんですけど、仲のいい子に会ったときだけずっとニヤニヤしているので、それが1番笑顔になっているときです」とニッコリ。

 同じ質問に、高杉は「ほしい漫画が見つかったときです(笑)」と2人とは毛色の違う返答をして笑わせ、「最近、ほしい巻数があって、それだけを見つけに1日で(書店を)5軒くらいまわったんですけど、その巻数だけが見つからなくて、やっと見つかったときの“これで読める!”って自分のテンションを抑えられないウキウキが忘れられなくて(笑)。それが最近1番笑顔になった瞬間です」とコメント。「家に帰って本を読んで、続きが読みたくなってわざわざ外に出るくらい、その漫画にテンションが上がっちゃって、やっと見つけたときの自分の笑顔が忘れられなくて(笑)。今日その質問を聞いたときに“言うしかない!”と思って、珍しくSNSで言おうかと思ったくらいワクワクが止まらなかったんです」と興奮冷めやらぬ感じだった。
 そして、最後にメッセージを求められた高杉は「この映画はたくさんの要素が詰まっていて、その要素を1本にまとめ上げるストーリーの軸というのがあるんですけど、その中で大地という男の子と真夏という女の子もそうなんですけど、職業について悩むというのが1つの軸にあって、それは誰しもが、どの職業でも悩むことだと思っていて、その中で大地は思いやりというものが欠けているんですけど、その思いやりを持っていろんなことに接するというのは、その職業にも通ずるものだと思っていて、僕自身も必要なものなんだなと気付かされる作品になっているので、そういうものを皆さんに注目してもらえればいいなと思います」とアピールした。

©公益社団法人日本歯科医師会