伝説の SF 漫画の最高峰として語り継がれる「銃夢」。長年に渡り映画化を切望してきた巨匠ジェームズ・キャメロン製作・脚本で遂に映画『アリータ:バトル・エンジェル』 として、2月22日(金)より全国公開となる。

日本公開を目前に控える2月15日(金)に映画史に革命を起こしてきた究極のクリエイターであるジェームズ・キャメロンと共に本作を制作した監督のロバート・ロドリゲス、最新のパフォーマンス・キャプチャー技術によりサイボーグの少女アリータを演じたローサ・サラザール、アリータの父親的存在のイドを演じたクリストフ・ヴァルツ、キャメロンと『アバター』『タイタニック』などをプロデュースしたジョン・ランドーが、1万人以上のチャンネル登録者を持つ人気 YouTube クリエイターの方々とマスコミの皆様からの質問に答える“究極のクリエイターズ・セッション”を実施した。

ホストを務めたのは、自身の YouTube チャンネル登録者数は 350 万人を超え、最新テクノロジーと人間の懸け橋になろうと日々奮闘中の最強のバーチャルYouTube クリエイターキズナアイ。日本のみならず海外でも人気のキズナアイの MC 進行にアリータ・チームは興味津々。全身フル CG のキャラクターを生み出したアリータ・チームと、バーチャル YouTube クリエイター:キズナアイの絶妙な掛け合いで意気投合。大盛り上がりのセッションとなった。

クリストフ・ヴァルツは、「人間はサイボーグを愛せるか」という哲学的な質問をキズナアイから聞かれると、「(あなたは)婚約していますか?」と冗談で会場を沸かせた。そして「もしサイボーグが人間を愛することが出来れば、人間もサイボーグを愛することが出来る。だから君の隣に座っているんだよ」と意味深な答えすると、すかさず、アリータを演じたサラザールが、「アイちゃんじゃなくてアリータのプロモーションしてください」と息ピッタリの掛け合いをみせた。そして、ジョン・ランドーは質問に答える前にという前置きの後、「目が大きい女性は魅力的だ、君もアリータも」とコメント。原作をリスペクトしたアリータの大きな目に込めたプロデューサーとしての想いを語った。

公開に先駆けて本作を鑑賞したというキズナアイは、「CG なのに人間以上に人間らしいアリータが愛らしくてサイコーでした」と感想を述べるとすかさず、どうやったら人をこんなにも没入させる世界観を作れるのか?」と質問。するとランドーは「あなたと同じように恋してしまいますよね(笑)リアルな世界観をつくる鍵は、しっかり演じてくれる女優が大切なんです。キャメロン作品は、リアリティに重きを置いているんですよ」とリアルな世界観を描く上で大切なのは俳優陣が大切だと明かした。そしてサラザールは、自身が初めて自身がアリータになった姿を観た時を「“オーマイガッ!”これが最初のリアクショです。とにかくビックリしました。アリータは車で、私が運転手みたいな感じです。アリータにはハートを注入しました」と真剣に語りつつも、キズナアイが気になるようで「家に連れて帰りたい!」とテンションがマックスに。そんな2人の掛け合いにロドリゲス監督は「アリータとアイさんが、一緒に遊んだら楽しいですね」と次回作に意欲!?ともとれるコメントしたかと思えば「短編になると思います」と会場を笑いの渦に巻き込んだ。

YouTube クリエイターからロドリゲス監督へ「ハリウッドの仕事につくにはどうしたらいいか」の質問に対し、「自分はハリウッドのフィルムメイカーだと思っていないし、あなたにもハリウッドの仕事をして欲しいとは思わない。僕はいまでもテキサスの自分のスタジオで自分が作りたい映画を作っている。アリータも自分のスタジオの裏庭で製作した。あなた自身の“ハリウッド”を目指して映像を作り続けてほしい」と YouTube クリエイターにエールを贈った。

◇原作:「銃夢」木城ゆきと ◇脚本・製作:ジェームズ・キャメロン ◇監督:ロバート・ロドリゲス『シン・シティ』『スパイ・キッズ』
◇出演:ローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリー、マハーシャラ・アリほか
◇コピーライト:© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation ◇配給:20 世紀フォックス映画