映画『BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-』公開記念舞台挨拶
この度、2019年2月8日(金)より絶賛公開中の映画『BACK STREET GIRLS -ゴクドルズ-』(配給:東映)より、2月9日(土)新宿バルト9にて、公開記念舞台挨拶を開催いたしました。
イベントには、白洲迅、柾木玲弥、花沢将人、岡本夏美、松田るか、坂ノ上茜、桜田通、菅谷哲也、原桂之介監督が登壇。上映後の舞台挨拶ということで、イベント前の会場は本編鑑賞直後の熱気に包まれ、感想を言い合う声が聞こえるなど、すでに盛り上がりをみせていました。
■ご挨拶
MCの呼び込みで監督、キャストが登場!
白洲
「月並みですが、雪の降りしきるなか、お足元の悪い中お越しくださってありがとうございます。もうこの後の人は雪ネタ禁止です。」
柾木
「今日は雪の降る中、初雪でしょうか。よろしくお願いいたします。」
岡本
「今アニキが雪ネタダメって言ったところなのに!」
花沢
「大寒波の中、ありがとうございます。楽しんでいってください!」
岡本
「やっと皆さんに観ていただけてとっても嬉しいです!」
松田
「短い間ですが、楽しんでいってください!」
坂ノ上
「ツインテールがポイントのチカを演じました、今日はよろしくお願いいたします。」
菅谷
「なんで笑ってるの!」
松田
「菅谷さん後ろ向いてください!」
菅谷の背中にスタッフパスが貼られている。
菅谷
「いじめられてる!?」
岡本
「私たちじゃないんですよ!誰がやったんだろうね(笑)」
桜田
「原作にはいないキャラで、悪役で嫌われる役なので、この劇場に居場所があるのかと思っていて、今脚が震えているのですが、白洲くんの笑顔だけが心の支えです。」
監督
「今日はこの映画を選んでくださってありがとうございます。正真正銘のスタッフ、裏側の代表としてよろしくお願いいたします。」
■極道役を演じるにあたって大変だったことはありますか?
白洲
「僕ら3人は撮影に入る前から、仲が良くて兄弟感があったのでそこは問題なかったです。ただ、今回2人で1人の役を演じないといけなくて、女の子たちが男役も極道役もアイドル役も演じなくてはいけなくて大変そうだなと思っていました。」
岡本
「本当に兄弟みたいな仲良しの3人でね。私たちにも演じやすい空気を作ってくださってました。」
柾木
「作ってました。」
■撮影で印象に残っていることはありますか?
柾木
「一番最初の撮影の夜に、みんなでお風呂に入るって事件…事案がありました。最初の日、僕ら3人とも血のりがすごいかかった撮影で、それをとるために用意されたのがシャワーじゃなくて大浴場で、ご飯とかカラオケとかも行きました。」
岡本、松田、坂ノ上
「いいなあ」
花沢
「任侠もので有名な東映でのこういった作品なので、すごく緊張しました。」
白洲
「宣伝の仕方として、東映の!ピンキーバイオレンス!みたいな打ち出し方してましたけど、最初その認識ありました?そこに並ぶ!みたいな」
監督
「革新的な企画だとは思ってました。現代で。でもそれには伝統がないといけないものなので。」
白洲
「そこに並べていただけるなら嬉しいことなんですけどね」
柾木
「そこに最初から並ぶ作品だと思ってたらめちゃくちゃ緊張してたと思う」
■お芝居で大変だったことはありましたか?
岡本
「みんな口が悪くなるくらい、普段から男っぽいお芝居を目指していたので女優ということを忘れて男性を演じた2か月でした。それぞれ2人で1人を演じていたので、それぞれの俳優さんを研究する時間があったんですが、私は白洲さんがお酒を飲む仕草が印象的でよく真似してました。」
白洲
「自分たちの撮影がないときでも現場に来て勉強してくださってました。」
岡本
「3人の動画、私たちいっぱい持ってます!」
松田
「台詞に対しては抵抗はなかったです。アクションとダンスの練習が大変でした。」
岡本
「クリスマスイブも一緒にいましたよね。」
松田
「当日もいた!」
坂ノ上
「練習した時間が役作りにもなりましたね。」
松田
「撮影前から一緒にいれてよかったですね。」
■チカちゃんは葛藤の末、アイドルが楽しくなる役でしたがいかがでした?
坂ノ上
「映画の中だけだと全6曲?とんでもない数の曲を、短時間で歌とダンスをいれないといけなくて
映画という作品の中のアイドルのライブという作品を作っていたので、それをみんなで作れたのがとても楽しかったです。」
■複雑なアイドルを支えるマネージャー役でしたがいかがでしたか?
菅谷
「大変な思いをしました。とんでもない組長のもとで、とんでもないアイドルを任され、知らない人に連れ去られ…。」
白洲
「いつも血だらけだった!」
岡本
「血のりべったりだったので一発本番だったんですよね!」
菅谷
「OK出た後、めちゃくちゃ笑ってたよね。」
岡本
「メガネかけてるのにレンズないからコンタクトまで真っ赤で、もう人ってあんなに真っ赤になる!?って思って」
菅谷
「男梅みたいになっちゃってね。るか姉(松田)の血しぶきを浴びました。」
松田
「大変失礼いたしました。」
菅谷
「この生活をしているのでマネージャーさんの大変さは近くで見ているのですが、今回はゴクドルズのみんなが本当にダンスのレッスンだったり、頑張っているのを知っていたので、最後のライブのシーンでは本当にぐっときて、マネージャーさんはこういう気持ちなんだなと感じられました。さすがでした、アニキ!」
白洲・花沢
「どのアニキに!?」
菅谷
「すべてのアニキに!」
■悪役は悪ければ悪いほど魅力的だと思いますが、大変だったことはありましたか?
桜田
「監督と色々相談しました。台詞のないところで急に叫んだりして、子役の女の子が泣いちゃったりもありましたね。
岩城先輩がミサイルを僕にぶっぱなしてくださって…東映の任侠映画で岩城さんにミサイルをぶっぱなしていただけたのは
一生の自慢になりました。最後の倉庫のシーンが2月ですごく寒い日の撮影で、現場は張り詰めた空気ではあったんですが、岩城さんは真剣でありながら優しくて、[お前寒かっただろよく頑張ったな!]って手を握って温めてくださって、帰りに泣きました。思い出深い撮影になりました。」
■岩城さんとの共演について
花沢
「チャーミングで格好良くて。」
岡本
「ずっと格好良いっていってたよね。」
花沢
「ああいう年の取り方をしたい。若い僕たちにもきっと思うこともあるでしょうけど、寛容に受け止めて褒めてくださって、
そういう懐の深さを感じました。」
白洲
「優しいけれど丸くなっていないんですよね。」
岡本
「私は岩城さんとSNOWで猫になって遊びました!宝物です!」
■大杉さん最後の映画の現場となりましたが、共演していかがでしたか?
岡本
「ドラマと映画と合わせての撮影日だったんですが、大杉さんに頂く言葉が役だけでなく岡本自身に響いて、泣いてしまったりもしました。私は共演が2回目だったのですが、楽屋で初めてツーショット撮っていいですかってお願いしたところ
[夏美とツーショット撮るの初めてだね!]と快く受けてくださって、宝物になりました。」
■演出で大変だったことはありますか?
監督
「任侠、アイドル、色んな要素がてんこ盛りの作品。キャストが大変な作品はスタッフももちろん大変なんですが、
答えが分からなくて悩むたびに、周囲のキャストやスタッフが答えを見せてくれて日本の映画の現場で、若い人たちの
可能性がたくさん見れる良い現場でした。」
フォトセッションでは、岡本から本日の衣装について、「同じ役を演じた者同士で衣装の色がリンクしてるんですよ!」と解説。柾木と坂ノ上が黄色、花沢と松田が紫、とリンクしている衣装だったが、白洲の衣装の中に、岡本の衣装と同じ赤が見つからず「赤、赤茶色はあるよ。」とフォローする白洲の姿もありました。
イベントの最後は、白洲・岡本の「極上アイドルー!」という掛け声に、「ゴクドルズー!」と会場中が声を合わせて1つに
なり、始終キャストも観客も笑顔の絶えないイベントとなりました。
【作品情報】
原作:ジャスミン・ギュ「Back Street Girls」(講談社「ヤンマガKC」刊)
脚本:増本庄一郎 伊藤秀裕
監督:原桂之介
出演:
白洲迅 柾木玲弥 花沢将人
岡本夏美 松田るか 坂ノ上茜
菅谷哲也 浅川梨奈 秋山莉奈 高嶋香帆
小沢仁志 桜田通 / 大杉漣(友情出演)
岩城滉一
製作:映画「ゴクドルズ」製作委員会
制作プロダクション:エクセレントフィルムズ
配給:東映
公開: 2019年2月8日(金)
©2019映画「ゴクドルズ」製作委員会