世代や国を超えて愛され続ける冬ラブソングの名曲、中島美嘉の「雪の華」が、『ホットロード』以来5年ぶりの恋愛映画出演となる登坂広臣、そして今最も注目される女優・中条あやみの主演で2019年2月1日(金)に公開となります。

登坂が演じるガラス工芸家を目指す綿引悠輔(わたびきゆうすけ)は、ぶっきらぼうだがまっすぐな青年。中条が演じる平井美雪は、余命宣告を受けながらも憧れの地<フィンランド>でオーロラを見ることを夢見ており、悠輔と出会って人生最初で最後の恋をするという役どころ。さらに本作のメガホンを取るのは、『orange-オレンジ-』(15)や『羊と鋼の森』(18)で知られる新鋭・橋本光二郎監督。脚本は『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、「ひよっこ」(17/NHK)など数々の名作を生み出してきた岡田惠和(よしかず)。そして、音楽を手掛けるのは今回劇伴フルスコアを初めて手掛ける世界的バイオリニストの葉加瀬太郎。一流のキャスト・スタッフが勢揃いし、この冬、切なくも温かい最高のラブストーリーが誕生します。

日本―フィンランド外交関係100周年を記念して、本日、【フィンランド日本2019】が開催。ゲストに、東京――フィンランドを舞台にした本作の監督を務める橋本光二郎が、夏と冬にフィンランドで大型の長期ロケを行い、北欧ならではの美しい街並みと雄大な自然が映し出されている本作の魅力を語りました。

予告編上映後イベントに登場した橋本監督は、「この映画の企画をプロデューサーの渡井さんから頂いたのは、約3年前でした。その時にフィンランドを舞台とした映画を撮りたい、しかも『雪の華』という美しい楽曲をテーマとした映画を作りたいと言われました。ただ僕自身はフィンランドをあまりよくわかっていなく、北欧にあって、すごく教育制度のいいところで、雪のきれいな場所、サンタクロースが誕生した場所と言う断片的なイメージでした」と撮影前のフィンランドのイメージを語り、続けて初めて訪れたフィンランドの印象については「プロデューサーと一緒にフィンランドを訪れた時に、本当にそこにある自然の美しさに感銘を受けました。最初に冬のシーンのロケ地になったラップランド地方の雪の灯台の美しさや、場合によっては人の命を奪いかねない自然の厳しさ、荒々しさも含めた美しさを肌で感じました。また、フィンランドに行って初めて知ったのですが、真っ白な雪の中を歩いていると、踏み抜いたところに影ができますよね、日本だと黒い影になるんですけど、フィンランドだと雪を透過して光が当たっているため、影が青くなるんですよね。その現象のことを現地ではラップランドブルーというらしくて、それは言葉では言い表せないような儚い美しい現象で、自分が歩いた一歩一歩にこういった美しさが宿るのは素敵だなと思いました」と冬のフィンランドでの撮影を振り返った。
また夏のヘルシンキの撮影については「夏にヘルシンキに行ったときには、森の中に広がる爆発的な緑の美しさというか、冬とは全く違う顔を見せてくれる文化的なあり様だったり、自然の力強さだったり、そういったものが本当に美しいなと思いましたし、同時にそこで育まれたフィンランドの方たちの心はとても豊かなんだなと思いました。そんな中で現地のスタッフの方や出演者、土地をお借りして、フィンランドのお力をお借りして撮影できた映画だったと思います」
と現地の人たちの温かさに直に触れたと話し、最後には「映画『かもめ食堂』でフィンランドってどういう場所だろうと知った人も多いと思いますが、またこの『雪の華』で新たにフィンランドを知る人達ができてくれたらと思います。映画でフィンランドと言う土地に出会って、実際にフィンランドを訪れてくれる方が、現地で新しい魅力に出会って感動して、好きになってもらえたらと、そんなきっかけに映画がなってくれたら、撮影に協力頂いたフィンランドの皆様への恩返しになるのでは、と思っています」とロケ地フィンランドへの感謝の思いを語り、イベントは終わりました。

CAST & STAFF
登坂広臣 中条あやみ
高岡早紀 浜野謙太 箭内夢菜 / 田辺誠一
主題歌:中島美嘉「雪の華」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督:橋本光二郎 脚本:岡田惠和 音楽:葉加瀬太郎
製作:映画「雪の華」製作委員会 企画・制作プロダクション:エー・フィルムズ
配給:ワーナー・ブラザース映画 ©2019映画「雪の華」製作委員会 公式サイト:yukinohana-movie.jp 公式Twitter:@yukinohanamovie #雪の華