輝かしい名声と成功にあった、人生の苦悩と悲哀。過去、そして現在、すべてを赤裸々に曝け出す。

“ギターの神様”エリック・クラプトンの波乱に満ちた壮絶な人生を、貴重なアーカイブ映像とともに赤裸々に描き出す、珠玉の音楽ドキュメンタリー『エリック・クラプトン~12小節の人生~』が11月23日(金・祝)より、TOHOシネマズ シャンテ、シネクイントほか全国公開致します。

グラミー賞を18回受賞し、長年音楽界を牽引し続ける世界的スーパースター、エリック・クラプトン。お金や名声よりも音楽性を優先し、愚直なまでにブルースに身を捧げ天才の名を欲しいままにしていたが、私生活では欲望と愛情、快楽と幸せの区別もつかないまま、いつも“何か”を探して彷徨い続けてきた。母親に拒絶された少年時代の孤独、共にギターの腕を競いあった仲間たちの喪失、親友ジョージ・ハリスンの妻への恋、ドラッグとアルコールに溺れた日々、そして最愛の息子コナーの死。天国と地獄を行きつ戻りつするような、過酷で数奇に満ちた人生を経て、初めて自分の居場所を見つけた今だから振り返ることができる、エリック・クラプトン自らが語る、音楽と愛と魂の軌跡。

この度、エリック・クラプトンの来日公演に長く携わってきたウドー音楽事務所のスタッフと、ピーター・バラカン氏による、クラプトン来日時の裏話や作品の見どころなどについて語り尽くした貴重な特別トークショーを実施致しました。
つきましては、是非本イベントのご掲載をお願い致します。

【日時】11月12日(月) 18:30~
【場所】スペースFS汐留 (東京都港区東新橋1-1-16汐留FSビル)
【登壇】高橋辰雄(ウドー音楽事務所 代表取締役)、石谷正和(ウドー音楽事務所 相談役)
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

“ギターの神様”エリック・クラプトンの波乱に満ちた壮絶な人生を、貴重なアーカイブ映像とともに赤裸々に描き出す、珠玉の音楽ドキュメンタリー『エリック・クラプトン~12小節の人生~』の公開を記念して、エリック・クラプトンの来日公演に長く携わってきたウドー音楽事務所の高橋辰雄氏、石谷正和氏、そしてピーター・バラカン氏を招いたトークイベントを実施いたしました。

外国人アーティストとしてはダントツの公演数を誇るエリック・クラプトン。石谷氏が「初来日から前回で211回のコンサートに裏方として関わってきました」と挨拶すると会場は驚きでどよめいた。高橋氏「この映画を通して新しいクラプトンを発見出来たら」と続け、バラカン氏は「僕もエリック・クラプトンの初来日公演を見てます。さすがに私は211回は見てませんが、クラプトン歴はヤードバーズのデビューシングルに遡ります」と挨拶し会場を沸かせた。

初来日時のクラプトンについて、「酔っ払いでした。表参道にある練習場に酔っぱらって現れて、当時の優秀なツアーメンバーの頭にケチャップをかけてました」と石谷氏が明かすと、若かりし頃のクラプトンを知るファンが多く詰めかけていることもあって大きな笑いが起こった。バラカン氏も「映画の中でも、本人がビックリするほど自分がダメだった頃を事細かに語っているんです。」と本作を説明。高橋氏も映画でも描かれる「70年代のジャンキーの時期から酒もドラッグも煙草もやめて今の家族を築くまでの40年間近くクラプトンを見てきた。『Tears in Heaven』の頃に変わった、そして一番大きいのは今の奥さんとの出会いだろう」と懐かしんだ。

「イメージ的には“ギターの神様”、ロックミュージシャンだったんです。ブルースの方に行くのは違うんじゃないかなと思ってた。でも後から考えると絶えず先を行ってましたね。」と石谷氏。バラカン氏は「66年のジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズのLPのジャケットの裏にクラプトンがギターを弾いてる写真があって、ギターのヘッドの部分にタバコを挟んでいて、シャツのカフスボタンを開けてるんです。66年当時カフスボタンを外している人なんて私は見たことが無く、当時のイギリスの若者はみんな真似していた」とクラプトンの音楽以外での影響力についても語った。
高橋氏は「日本への来日時にはよく裏原宿に行き日本人デザイナーの靴を買っていました。トンカツも好きで週に2,3回行っていた」と来日時のクラプトンのプライベートも明かした。

「リハーサルはしないでライブの30分前に会場に着いて、コーヒーを飲んで、ステージに向かい吸っていたタバコをギターのヘッドに挟んで、いきなりレイラを弾くっていうのが印象に残っている」と高橋氏、「やっぱり74年の初来日時のコンサート」と石谷氏、バラカン氏も「2006年だったかな、ギタリストを連れてきてトリプルギターだったんです。連れてきた二人に弾かせて余裕だな」と、それぞれ印象的なコンサートについて語った。

石谷「おとこエリック・クラプトンのカッコ良さを再考した、みなさんが知らないクラプトンを楽しみながら見てほしい」、高橋氏「音楽映画じゃないんです。エリック・クラプトンの人生を描いた映画だと思いました。それを彼は見てほしかったんだなと思いました」、バラカン氏「彼はこの映画を通じて俺と同じ間違いをしないでちょうだいなという風に考えたと思ったんです。」と締めくくり、当時の貴重な話で盛り上がったトークイベントは幕を閉じた。

監督:リリ・フィニー・ザナック(『ドライビングMissデイジー』製作) 製作:ジョン・バトセック(『シュガーマン 奇跡に愛された男』『We Are X』) 編集:クリス・キング(『AMY エイミー』)、ポール・ホナハン 音楽:グスターボ・サンタオラヤ(『ブロークバック・マウンテン』)
出演ミュージシャン:エリック・クラプトン、B.B.キング、ジョージ・ハリスン、パティ・ボイド、ジミ・ヘンドリックス、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ビートルズ etc.

2017年/イギリス/英語/ビスタ/135分/原題:ERIC CLAPTON : LIFE IN 12 BARS/日本語字幕:佐藤恵子
配給:ポニーキャニオン/STAR CHANNEL MOVIES  提供:東北新社 協力:ウドー音楽事務所
© BUSHBRANCH FILMS LTD 2017  ericclaptonmovie.jp PG-12