映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』が、11月3日(土)本日よりシネ・リーブル池袋ほか全国公開がスタートいたしました。
本作は、和歌山県にあるクジラだけを飼育している「太地町立くじらの博物館」を舞台に、クジラを愛する青年・鯨井太一をリーダーとし、博物館を盛り上げていく様子を描いたクジラと人間の奮闘記です。
矢野聖人は今作にて映画初主演。ヒロインには、日米合作映画『殺る女』出演中の世界で活躍する武田梨奈。そして和歌山県出身の岡本玲や近藤芳正、鶴見辰吾など実力派俳優が脇を固め、物語に味わいを加えております。
主題歌は、女性アイドルグループ「虹のコンキスタドール」メンバーで、和歌山県出身の清水理子が担当。
監督は、SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA2013にて入選し、第12回山形国際ムービーフェスティバル2016にて、『U・F・O〜うしまどの、ふしぎなできごと〜』がグランプリを受賞するなど国内外で評価の高い藤原知之。
11月3日(土)12:50、シネ・リーブル池袋 スクリーン1にて、主演の矢野聖人、共演の武田梨奈、岡本玲、秋吉織栄、葉山昴、近藤芳正、鶴見辰吾、藤原知之監督が登壇する初日舞台挨拶が開催されました。

■日程:11月3日(土)
■時間:12:50〜13:20
■場所:シネ・リーブル池袋 スクリーン1(東京都豊島区西池袋1−11−1 ルミネ池袋店8階)
■登壇者:矢野聖人、武田梨奈、岡本玲、秋吉織栄、葉山昴、近藤芳正、鶴見辰吾、藤原知之監督
■M C:八雲ふみね

和歌山県にあるクジラだけを飼育している「太地町立くじらの博物館」が舞台の映画『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』が11月3日、ついに全国公開!同日にはシネ・リーブル池袋にて初日舞台挨拶が行われ、主演の矢野聖人、武田梨奈、岡本玲、秋吉織栄、葉山昴、近藤芳正、鶴見辰吾、藤原知之監督が出席した。

舞台は、和歌山県に実在するクジラだけを飼育している「太地町立くじらの博物館」。クジラを愛する青年・鯨井太一らが、ときにぶつかり、ときに力を合わせながら博物館を盛り上げていく姿を描く。

鯨井太一役で映画初主演の矢野は「20代のうちに映画に主演することが夢の一つだったので、それが叶って嬉しい。スケジュールは凄くタイトだったけれど、それ以上に主演をやらせていただく喜びが勝りました」と大役にシミジミ。しかし公開初日のこの日、衝撃的事実が…。なんと矢野、武田、岡本がまったく泳げない“カナヅチ”であることが判明した。カナヅチ暴露に矢野は「27歳で泳げないって…まあまあ恥ずかしいこと!でも撮影中はそんなこと気にしていられませんでした。水の中に飛び込むシーンは割り切っています」と役者魂でカバー。

一方、トレーナーを目指すヒロイン・白石唯役の武田は「私は泳げないことが理由でキャスティングを変えられたらどうしようと思って、カナヅチであることは言わなかった」と秘密にしていたことを打ち明けると、矢野も「泳げないという理由だけで主演を降ろされたら怖いよね!」とカナヅチ同士で大共感。学芸員役で水には入らなかった岡本は、この矢野と武田のカミングアウトに驚きつつも「2人がバリバリ泳げると思っていたので、自分が泳げないという劣等感をお芝居に反映させていました。その部分は上手く利用できたかも」と笑わせた。

太地町長役の近藤は「みなさんと違って、僕の和歌山県滞在は一泊二日。和歌山県での思いではありません!」とぶっちゃけつつ「台風の影響で飛行機が飛ばず、名古屋から車で和歌山県に移動。超ロングランのドライブを楽しませてもらいました」と舞台裏のハプニングに苦笑い。館長役の鶴見は、19歳当時に主演した和歌山県が舞台の映画『ときめき海岸物語』に触れて「当時はサーフィンをやる役で、今度はくじらの博物館の館長という役。33年ぶりに和歌山県に行きましたが、演じる上ではサーフィンをやっていた若者が思うところあって館長になる…というストーリーを自分の中で勝手に作っていました。だから思いもひとしお」と感慨無量。

飼育員役の秋吉は「太一を見守るお姉さん的役どころ。太一の『クジラが好きだ』という気持ちに突き動かされていくところがあるので、それが伝わればいいと思いながら演じました」と役柄紹介。飼育員役の葉山は「餌づくりの研修では、気づいたら午前中いっぱい餌を作っていて、本物の飼育員さんの『午前中分の餌づくり終わりました!』という声が聞こえてきて…完全にアルバイトでした。でもそれによって飼育員さんたちの気持ちを知ることができた」と身をもって飼育員の日常を体感したようだった。

そんな俳優陣の苦労に藤原監督は「クジラは生き物なので、心が通じないと指示通りに動いてくれない。水中の場面では本職の方に吹き替えてもらおうと準備していたけれど、皆さんの努力のおかげもあって、一切吹き替えなしで撮影することができた」と感謝。最後に主演の矢野は「和歌山に行きたい、クジラに会いたい、でもいい。映画を観てもらったそれぞれがそれぞれの思いを持って帰ってもらえれば嬉しい」と思いを込めた。