10月20日(土)から新宿武蔵野館ほか全国公開した映画『ウスケボーイズ』は、「マドリード国際映画祭2018」外国語映画部門にて最優秀作品賞、最優秀主演男優賞を受賞。「アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭2018」外国語映画部門にて最優秀監督賞、最優秀主演男優賞を受賞し、見事4冠を獲得。そして、ミラン国際フィルムメーカー映画祭に現在5部門ノミネートもされており、注目を集めております。
初日、東京・新宿武蔵野館での舞台挨拶を終えた主演の渡辺大、共演の出合正幸、内野謙太、竹島由夏、伊藤つかさ、そして柿崎ゆうじ監督は、ロケ地である山梨県に移動し、シアターセントラルBe館にて初日舞台挨拶を実施いたしました。
そして翌日の10月21日(日)には、主演の渡辺大、共演の出合正幸、竹島由夏、伊藤つかさ、そして柿崎ゆうじ監督が大阪のシネ・リーブル梅田にて舞台挨拶をし、映画公開を報告いたしました。


初日 ロケ地・山梨県舞台挨拶

■日程:10月20日(土)
■時間:16:00〜16:30
■場所:シアターセントラルBe館 (山梨県甲府市丸の内1-5-12-3F)
■登壇者:渡辺大、出合正幸、内野謙太、竹島由夏、伊藤つかさ、柿崎ゆうじ監督
■M C:八雲ふみね


大阪舞台挨拶

■日程:10月21日(日)
■時間:9:50〜10:10
■場所:シネ・リーブル梅田 (大阪府大阪市北区大淀中 1-1-88 梅田スカイビルタワーイースト 4F)
■登壇者:渡辺大、出合正幸、竹島由夏、伊藤つかさ、柿崎ゆうじ監督
■M C:華崎陽子

マドリード国際映画祭2018およびアムステルダム国際フィルムメーカー映画祭2018で4冠に輝いた映画『ウスケボーイズ』が10月20日、ついに公開。同日、新宿武蔵野館で初日舞台挨拶が行われたあと、主演の渡辺大、共演の出合正幸、内野謙太、竹島由夏、伊藤つかさ、柿崎ゆうじ監督はロケ地である山梨県にて舞台挨拶を行った。
また、翌10月21日(日)には、主演の渡辺大、共演の出合正幸、竹島由夏、伊藤つかさ、柿崎ゆうじ監督は大阪でも舞台挨拶に参加した。

作家・河合香織による、第16回小学館ノンフィクション大賞受賞の「ウスケボーイズ 日本ワインの革命児たち」を実写映画化。数千年のワイン造りに挑み、それを乗り越えようとした日本の若き革命児たちの姿を描く。

ワイン造りに苦悩する実直な青年・岡村役で、マドリード国際映画祭2018外国語映画部門最優秀主演男優賞&アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭でも外国語映画部門最優秀主演男優賞を獲得した渡辺は、ロケ地である山梨県での舞台挨拶にて「海外の映画祭で受賞できたことは、僕が受賞したというより、山梨の醸造家さんの熱い志が、世界で認められたのだと思う。今日こうしてロケ地・山梨で報告できることが、本当に嬉しいし、初めて受賞の喜びを共有できたという気持ちがあります。山梨は自分にとって第二の故郷。実家に帰ってきて、受賞報告をしている感じです。」とロケ地でお世話になった方々へお礼を述べた。そして大阪では、「日本ワインの歴史は、ここ10年、20年となります。それなので、映画のモデルとなった醸造家の皆さんも現役で元気です。一度、モデルの岡本さんにお会いし、畑をみせてもらい、どういう風にワインと向き合っているのかを見させていtだきました。彼は、激情家の方ではないですし、多弁で思想をのべつまくなしに語るタイプでもありません。彼は自然と向き合っていく中で自問自答を繰り返している。そんな岡本さんのそのままのリアリティを感じながら演じたかった。この作品で、日本ワインの醸造家の皆様の謙虚さを表現したかった。今年は関西方面は西日本豪雨などに見舞われました。自然は時に牙をむき、恵みをもたらしてもくれます。どう自然と向き合うかを、ワインに込めて演じた作品を楽しんでいただきたいですし、ワインはコミュニケーションツールの1つですので、素敵なワインライフを皆さんと一緒に始めたいです。」と演じた作品へ込めた想いを丁寧に語った。
山梨の舞台挨拶で出合は「初めて美味しいとおもったお酒が日本ワインでした。念願の公開初日を迎え、山梨の皆さんに観ていただけた事が嬉しいです。」、内野は「食事していた場所をロケ地として使用したり、撮影ではない時もフラッとお食事させていただいておりました。映画のエンドクレジットを見ていただくと、協力してくださったワイナリーさんや沢山の山梨の皆様の名前を見つけることができます。感謝が詰まったエンドロールも楽しんでいただければと。」「公開初日に、山梨の方々に観ていただけた事が感無量です。この映画を通して、山梨がこんないいところなんだとアピールしたいです。そして麻井さんのセリフは、役者としても聞いていても勉強になる内容なので、お聞き逃しなく観ていただきたいです。」、伊藤は「山梨で初日を迎えられたことは、今日の舞台挨拶にはいないスタッフや他のキャストも喜んでいると思います。日本ワインがこんなに美味しいのだと改めて実感できた作品となりました。」と初日に山梨で舞台挨拶ができたことを喜んだ。監督は、「企画の段階から山梨にきており、山梨の方と作ってきた作品だと思っています。“ただいま”という気持ちでいっぱいです。日本ワインは計り知れない力がある。
映画祭で作品が評価され、何十カ国が集まる中で、日本ワインと作品を理解していただけたことは本当に嬉しい。これからも山梨、そして日本ワインをアピールして世界発信したいと思っています。」と力強く語った。
大阪での舞台挨拶では、大阪出身の出合は「モデルになった演じた本人とお会いして話す機会がありました。当時どんな気持ちでものづくりに励んできて向き合ってきたのか、そして現在はどんな気持ちで造っているのかを丁寧に描きたいと思い、監督と相談しなが表現していきました。醸造家は繊細な仕事なので、できるだけその部分も観て欲しいです。」、竹島は「女性の醸造家の役を演じました。映画の舞台になっている時代には、世襲ではない女性醸造家はいらっしゃいませんでした。私もモデルになった方とお会いし、畑仕事も手伝わせてもらっており、公私ともに尊敬しています。」と、モデルになった方とのふれあいにより、学びをえて演技にはいったことを語った。伊藤は「大阪は久しぶりなので、昨日からワクワクしていました」と大阪のお客様に喜びを伝えると、「私は実際にモデルになった麻井宇介さんのお嬢さまにはお会いすることがでませんでしたが、他界された麻井さんの墓前に、クランクイン前にお墓参りし、誠心誠意演じますと近いました。家族ぐるみで麻井さんをバックアップしていた素敵な家族だったのだと思うので、その気持ちを表現したいと思い演じました。」と語りました。監督は、「国際映画祭で4冠受賞できたことは、その受賞自身はもちろん嬉しいことですが、友情や師弟関係や親子関係などの人間関係が、海外でも理解されたことが本当に嬉しかった。ワインのシーンでは、口のなかにいれる時だけはアルコールが入っていないものを使ったが、香りをかぐシーンなどは本物のワインを使って撮影していた。」と撮影秘話も明かした。
最後に監督は、「映画をみた後で、日本ワインを手にとっていただいて、大阪にも日本ワインのワイナリーが、京都や兵庫にもいっぱいありますので、実際の日本ワインにも注目してほしい。」と関西での日本ワインの素晴らしさにも触れました。

10月20日(土)より新宿武蔵野館ほか全国ロードショー 中
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