この度、中村光による累計発行部数1600万部を超える大人気コミック『聖☆おにいさん』を俳優・山田孝之が製作総指揮を執り、監督・脚本を福田雄一が務め、イエス役に松山ケンイチ、ブッダ役に染谷将太が起用され、奇跡の実写化プロジェクトとして話題を呼んでいるドラマ「聖☆おにいさん」が10月18日(木)より「ピッコマTV」にて独占配信をスタートいたします。本配信を記念して、本日、10月18日(木)に「聖☆おにいさん」ピッコマTV配信記念 特別上映会『ブッタとイエスと愉快な仲間たちの聖人式』supported by ピッコマTVをTOHO シネマズ六本木ヒルズ シアター7にて開催いたしました。
本イベントには、主人公を演じるイエス役:松山ケンイチ、ブッダ役:染谷将太の2名に加え、禁断の実写化に挑んだゴールデンコンビ監督・脚本:福田雄一、製作総指揮・山田孝之の計4名が登壇しました。

<実写版『聖☆おにいさん』舞台挨拶付き特別上映会 イベント>
日 時 : 10月18日(木)
場 所 : TOHOシネマズ六本木ヒルズ (港区六本木6-10-2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内)
登壇者 : 松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督、山田孝之 製作総指揮

晴天の中、TOHOシネマズ六本木のスクリーン7で催されたドラマ「聖☆おにいさん」舞台挨拶付き特別上映会の会場は観客で満席となった。上映前に、観客の熱気に包まれた会場に多くの拍手で迎えられたのは、松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督、山田孝之 製作総指揮の。豪華ゲスト4名
来場した観客にイエス役を演じた松山は「今日はご来場いただき、ありがとうございます。そのクッションさわり心地がいいので、家に持ってかえってください。今日はよろしくお願いいたします。」と事前に観客全員に配布されたピッコマTVのクッションのことに言及しながら挨拶。すかさず、福田監督が「え、そうなの!?触りたい」と入ると、会場には大きな笑い声が起こった。続いてブッダ役を演じた染谷は「今日は、ありがとうございます。皆さんが楽しんで帰ってくれることを祈っております。よろしくお願いいたします。」と神にちなんだ“祈る”という言葉を用いながら挨拶。
次に、本作の監督である福田雄一監督が「皆さん、気の利いたことを言いますね。今日はよろしくお願いいたします。」と挨拶。そして、最後に山田孝之製作総指揮が「本日はご来場いただきまして、ありがとうございます。とても感謝しております。」とかしこまった挨拶を行うと、福田監督が「いやーいかにも製作総指揮らしい挨拶だね。こんなに自分を製作総指揮という人っていないよね。スピルバーグですら、こんなに言わないよ。完全にあだ名になってるよ。現場でも“製作総指揮”って言ってたしね。」とツッコミを入れると、またもや会場に笑いが起こった。

まずは今回、“神”の役で共演した松山と染谷にオファーが来た時にどのような気持ちだったのかを尋ねられると、松山は「衣装合わせの時にまず、メイクをして、衣装を着たときに一番最初に思ったのは、自分はどこのホームレスだろうって。これどうすればいいんだろうって思いました」と答え、染谷は「僕は特殊メイクで最初に顔全体を型取りしたんです。長い耳をつけるために。その時、僕も「これどうするんだろう」って思いましたよ」と笑顔で返答。そこからどのようにして、役作りをしていったのかという話になると松山は「ウィキペディアを読むと、すごく長いじゃないですか。だから染谷君と一度会って、この作品について話しました。染谷君はブッダという役をどのようにして捉えているんだろうって。そしたら、染谷君も僕と同じことを考えていたみたいで、二人で悩みました。ただ、結論は、「あまりそういった情報は見ないようにしよう」でした」と話すと、、福田監督も「そうだよね、難しいもんね。ただ、ホントにベストキャスティングになりました。衣装合わせの時から成功しか見えなかった」とキャスティングには絶対的な自信を見せていた。

そもそも何故この2人がキャスティングされたのかという話に及ぶと、福田監督は「僕は、以前からこの2人を追いかけていたんです。松山さんに至っては、実は『L change The WORLD』に自分の息子が出演していて、その時から松山ケンイチが大好きで、追いかけていました。」と松山と共演していた福田響志が実子であることを告白すると、「えーっ」と会場がどよめいた。

キャスティングにも大きな決断を求められる製作総指揮の山田孝之は「スタッフと話を重ねていく中で、何度もお二人の名前が挙がって、決め手となったのは、やっぱり、二人の顔を思い浮かべたときに“目が悟っている”ので、この二人しかないと思いました。」と話をしていると、福田監督は「製作総指揮は染谷君のマネージャーにも直々に会いに行って、出演交渉もしているんですよ。完全にプロデューサーの仕事しているんですよ」と山田製作総指揮の今作でなした一部の役回りを暴露した。染谷も「山田さんが来るんですもん。びっくりしましたよ。その時、松山さんも出演していることは知らなかったですけど、山田さんが製作総指揮で、監督が福田さんで、原作がこういった作品でって、もう面白くなるに決まっている、と思いました。」と当時の心境を語った。

本作はイエスとブッダが下界でバカンスを満喫しようと、日本の東京都立川の安アパートの一室で「聖」(せい)という名字で暮らすという設定で描かれる日常コメディですが、その内容にそって、4名の中でだれが一番“神に近い人”かと聞かれるとになると、松山・福田・山田が一斉に染谷を指す場面も。それぞれ理由を尋ねられると松山は「白(撮影中)あまり笑わないところですかね。こんなに楽しい現場なのに、煩悩あったら普通笑ってしまいますもん」と言い、福田は「僕は『空海』のイメージが強くてね。『寄生獣』の山崎貴監督に染谷君がブッダに扮した写真を送ったら「染谷君、神々しい役ばかりやっているね」と言われたりもしました。」と続き、山田は「見ての通り目ですかね。何でしょう、この徳の高さを感じさせる目は。普通、こういった目を役作りでやろうと思ってもできないですよ。地のモノですよ。どういう精神状態であったらこういう目ができるのか僕にはわからないですよ。」と皆が染谷を褒めたたえると、それを受けた染谷は「「今後やりたい役は?」ってよく取材で聞かれた時に「大人の役をやりたいですね」なんて言ってたら、まさか自分の想像をはるかに超えてくる、ブッダの役が来るとは思わなかったです。」と返し、会場を沸かせた。

本作のイベントの最後には、なんと本作「聖☆おにいさん」のシリーズ化の構想があることが発表され、山田製作総指揮は「今作は第1紀になりまして、原作にはまだまだ面白いエピソードがありますので、第2紀については2019年以降に出せると思います」と製作総指揮らしく、真面目にサプライズコメントで締めくくろうとすると、福田監督が「僕は第10紀までやろうとしていますけどね」と付け足し、大きな笑いの中、イベントが終了しました。