NBA スターとハリウッドコメディスターの共演で話題の青春コメディ映画、『アンクル・ドリュー』が 11 月 9 日(金)より TOHO シネマズ シャンテほか全国公開いたします。
2012 年、アメリカ本国のペプシコーラが制作した一本の CM。特殊メイクでお爺さんに扮した現役 NBA スター選手が、若いストリートボーラーに勝負を挑み、神業プレーを連発する同 CM は、瞬く間に世界中で話題を呼び、YouTube の再生回数が累計 1 億回を突破。爆発的な人気を博し、この度青春コメディ映画として生まれ変わる!主人公アンクル・ドリューを演じるのは CM に引き続きカイリー・アービング。その他にもシャキール・オニール、レジー・ミラーなど名立たるバスケレジェンド達がチームメイト役を熱演し、バスケファン狂喜の豪華共演を果たした。
物語を牽引するダックス役には『ゲット・アウト』でブレイクしたリルレル・ハウリー。さらに、MTV アワード 2018で最優秀コメディ演技賞受賞のティファニー・ハディッシュなど、今最もホットなハリウッドコメディ俳優陣が脇を固める。監督は、天才マーチングドラマーの成長を綴った快作『ドラムライン』のチャールズ・ストーン三世。バスケ界×ハリウッドコメディ界のドリームチームが贈る、ド直球青春コメディ映画がいま開幕する!

『アンクル・ドリュー』公開記念トークショー
■日時:10 月 16 日(火) 18:30~
■会場:一ツ橋ホール (千代田区一ツ橋2丁目6−2 日本教育会館 3F)
■登壇者:松江哲明(映画監督), 伊藤雄介(Amebreak 編集長)、渡辺志保(映画ライター)

10 月 16 日(火)、ドキュメンタリー映画監督の松江哲明監督、HIPHOP サイト「Amebreak」編集長 伊藤雄介、そして MC として音楽ライター 渡辺志保を迎えて『アンクル・ドリュー』公開記念トークショーが開催されました。

映画上映前の本作への期待が高まる会場に登壇した松江監督、伊藤、渡辺の 3 人。本作を観た感想を松江監督は「自宅でこの映画を観ていたら、3 才の息子もずっとゲラゲラ笑って見ていましたね。僕がこの映画を観ていて思ったのは『ブルース・ブラザーズ』。珍道中感と、凄い人が力を隠して生きていて、それを発揮するというところが似ているなと思いました」と往年のコメディ映画を彷彿とさせるとのこと。対してNBA に精通する伊藤は「僕は NBA 選手として主演カイリー・アービングのことを知っていて、元になった CM も観ていました。映画化される話を聞いて『いつ日本で公開されるんだ!』とモヤモヤしていたので、今は嬉しい限りです」とバスケファンらしい胸の内を明かしました。

新旧 NBA 選手が特殊メイクを施して老人役を演じているという前情報無しで本作を鑑賞したという松江監督は「すごい爺さん達だな!と思って観ていて」と老人役のリアルさに驚きつつも賞賛し、また「物語がすごく強くて。後半になるにつれて”お爺ちゃん達がプレーで引っ張る”という見せ場だけでなく、芝居の面でもすごく良いセリフを言ってるんですよね。イーストウッド監督の『グラン・トリノ』のような、色んな人生経験を積んだ人が、若者と世代間のコミュニケーションを作っていくというか」とバスケスキルだけでなく、ストーリーの深みについても語りました。

本作の見どころを「メインキャストが現役、そして歴史に残る名選手揃いなので、プレーがガチなところにまずは圧倒される」と指摘する伊藤は、カイリーのバスケ選手としての魅力を「まだ 20 代の若い選手なんですけど、僕が NBA を観てきたなかで史上最高にドリブルが上手いんです。レイアップっていうシュートがあって、スラムダンクでいうと”庶民シュート”ですね、これも多分史上最高に上手い。もの凄い特殊技能を持っている華がある選手」と分析。他の元 NBA 選手についても「レジー・ミラーは歴史に残るシューターで、3 ポイントシュートがめっちゃ入ることと勝負強いのが有名。シャキール・オニールはガタイの大きさを生かした、勢いでグイグイ押すようなプレイスタイル。2 人とも映画の中でも同じでしたね」と実際のプレイスタイルと劇中のプレイスタイルがリンクする映画の設定を解説し、「シュートフォームが現役時代と完全に同じでしたね」とバスケ好きには堪らない注目ポイントを明かしました。
最後に松江監督が「”お爺ちゃんがバスケをして凄い!”っていうこの映画の仕掛けは、キャストとポスターを見た地点で観客にすり込まれていて、もちろんその期待に対してこの映画は応えています。ただ、他にもベースとなる物語をすごく作り込んでいて、元ネタの CM を見たことない、バスケを詳しくないという人も確実にこれは面白いと感じると思います」と本作に太鼓判を押し、トークイベントは大盛り上がりのなか終了いたしました。